概要
ドラえもんカラー作品集6巻及び、藤子・F・不二雄大全集10巻に収録。
このペンで紙に植物の絵を描いてから丸めて土に埋め水をやると、その絵の通りそ植物が生えて来る。ちなみに生えて来た植物には描いた紙の内容が反映される。
ストーリー
スネ夫が自分で育てた花をしずかにプレゼントしていて、「花を愛する人は心の綺麗な人だってさ」ときざなこと言っていたため、見ていたのび太はママの種をまいたっきり、ちっとも世話せず枯らしてしまったことを言われ、途方にくれる。
だがドラえもんからどんな花がいいのか聞かれたので、「花なら何でもいい」というとドラえもんはポケットからペンを出し、のび太はフェルトペンかと残念がるも、ドラえもんがこれを使って紙に花の絵を描いて小さく丸め土に埋めて水をかけると、そこから芽が出てきたのでのび太はびっくりする。
このペンは「植物ペン」という道具であることをタネ明かしされると、のび太も図鑑を見ながら絵を描き、同じことをして育てた大きな花をしずかに見せるととても喜んでくれた。そこで彼女も家に招いてこのペンを使わせてあげると、色々な花を庭に咲かせて楽しみ、のび太も負けじと色々な種類の果物がなる木を生やし、3人でこれを食べて楽しんだ。
そしてドラえもんも面白い木を作ろうと思ったが、描く紙がなくなったので広告チラシの裏に描くことにした。これでできた木の家に3人で入ってくつろぐも、そのチラシが冷蔵庫の広告だったため、3にとは寒さに耐えきれず逃げ出してしまった。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版は1980年8月1日に、水田版は2021年12月25日にそれぞれ放送している。
2021年版
- 原作の扉絵をオマージュしたサブタイトル画面には、ドラえもんとのび太の間にしずかが立っていた。
- スネ夫がしずかにプレゼントしたのはクリスマスローズになっている。このため、この後スネ夫に対抗してしずかにプレゼントした花もこれと同種のものになっている。
- のび太がペンを使って最初に育てたのはアサガオで、大きく育ったこれを見てママは驚いていた。
- しずかがペンを使って花壇に植えたのはハイビスカスで、この時スネ夫も対抗して青いバラを持ってきた。
- のび太が作った色々なフルーツがなる木は最初にバラの花が咲いてから、それがフルーツに育つというものだった。そしてスネ夫は取れたフルーツを食べるかどうか聞かれたが、意地を張って食べずに帰って行った。また花壇に咲いたユリの花は0点のテストを使っていたため、それが反映されてしまった。
- ドラえもん達が空地で育てたは色々な花を使った滑り台で、ジャイアンとスネ夫はこれに大量に水をかけてドラえもん達を足止めし、その隙にペンを使って自分達も巨大なウツボカズラを育てトランポリンをして遊んでいた。そしてドラえもん達は綿毛を使って、誤って落ちそうになった2人を助けようとしたが間に合わず、2人は袋に落ちてしまった。けれど書いた紙がお菓子の広告だったため、壁がクッキーに液がジュースになっていたため無事だった。
- 原作でドラえもんが育てた木の家はこの後のび太が植えたものになっている。