概要
日本二百名山の一つに選定されている。
古くから山岳信仰の対象となっており、山名は日本武尊(やまとたけるのみこと)が戦勝祈願のため武具や甲冑などを奉納したという伝説に由来するとされる。
北側の斜面が石灰岩でできており、大正時代よりセメント製造などの採掘が進んだ結果山容が大きく変貌し、標高も約50m低下。
元々の山頂近くにあった武甲山御嶽神社も、採掘のために現在の山頂近くに移転された。
採掘された石灰岩は秩父鉄道(秩父セメント)や専用トンネル(日高市にある太平洋セメント)へと送られる。
登山口は主に2つあるがいずれも路線バスが開通しておらず、西武秩父線横瀬駅または秩父鉄道秩父本線浦山口駅からの徒歩・タクシー、もしくはマイカーでのアクセスとなる。
一般ルートとされる表参道コースの登りの標準時間が約2時間10分とされており、山頂には先述の神社の他、公衆トイレ、展望台、避難小屋などが整備されている。