概要
埼玉県中南部にある市。
市の中心部は元々高麗(こま)と名乗っていた。これは霊亀2(712)年に朝廷が朝鮮半島にかつて存在した高句麗(高麗ではない)から亡命した人々を現在の日高市に移住させ、「高麗郡」を設置したことに由来する。
中心地だった高麗郷には、高句麗の王族を祀った高麗神社が鎮座する。
現在の市名である「日高」の「高」は高麗が由来の1つで、現在でも朝鮮半島(主に韓国)との繋がりが深い。
隣接している川越市、坂戸市、鶴ヶ島市、狭山市、飯能市と東京の通勤圏に挟まれている市に比べると人口が少ない。
理由としては東京への通勤が不便であることが挙げられ、鉄道でも八高線と川越西線は本数が少なく東京23区の通勤に適しておらず、私鉄の西武鉄道も飯能駅~西武秩父駅間の系統しか通っておらず池袋駅に直接行けないため、ローカル色が非常に強いとされている。
一応、当市より田舎の入間郡毛呂山町とも隣接しているが、こちらは東武東上線系統の東武越生線の駅がある為、池袋駅や有楽町線・副都心線方面の運賃が安く、より日高市の田舎色が強く現れている。
中心となる駅は高麗川駅だが、周辺自治体の駅に比べて利用者が少ない地味な駅となっている。
市外にはなるが圏央道の狭山日高ICがあるので、自動車利用であれば少しマシかというところ。
なお、市内に「日高駅」はない。
市内にある巾着田は高麗郷の一角にあり、曼殊沙華(彼岸花)の群生地として観光名所になっている。
ラーメンチェーン「日高屋」を経営するハイディ日高の創業は同市である(現在はさいたま市に移転)。
のだめカンタービレをモチーフにしたマンホールの蓋がある。
交通
鉄道
JR東日本
西武鉄道
道路
高速道路
圏央道:(狭山市)~狭山日高IC(所在地は狭山市)~(鶴ヶ島市)
一般国道