概要
基本的にはゲーム用語。
ただし自然界には毒を持つ生物が多数存在し、捕食や自衛のために「毒の攻撃」を繰り出す。
ゲーム用語としての「毒攻撃」は、「毒属性のダメージを与える」「追加効果として、標的に中毒状態のデバフを与える」もしくはその両方の特徴を併せ持つ攻撃として扱われるが、「中毒のデバフのみが発生し、通常のダメージは発生しない攻撃」「単純に通常攻撃よりダメージ量が大きい強攻撃」として扱われることもある。
呪文やブレスによって広範囲に毒素を発生させる特殊能力等も「広義の毒攻撃」に含まれるが、「狭義の毒攻撃」は同時に狙うことができる標的の数や間合いなどが通常攻撃に準ずるものとして扱われることが多い。
さらに「武器の特性」「種族・個体の先天的な能力」「パッシブスキル」などによって「通常攻撃が常に毒攻撃となる」パターンと、通常攻撃とは別個の独立した行動(アクティブスキル)として「毒攻撃」が設定されているパターンに分かれる。
またデバフとしての「毒状態」は伝統的にスリップダメージを生ずるものとされ、気絶(昏倒)・麻痺・石化などのデバフ、エナジードレイン等の弱体化、及び一撃死などの効果を生ずるものは(設定上は毒物・毒素によるものであっても)「毒」とは別扱いとされる。
多くの場合、「気絶攻撃」「麻痺攻撃」「石化攻撃」「弱体化攻撃」「即死攻撃」等が、「毒攻撃」と同様の扱いで別個に設定されている。
余談
RPGでは「毒状態」は序盤から主人公達を苦しめる状態異常であるが、仲間が毒回復魔法を覚えるとあまり脅威ではなくなることが多い。
毒回復アイテムが店で売っていたり、ダンジョンの宝箱の中身やドロップするモンスターが出現するようになってきたら、この攻撃をしてくる敵が出現する。
大概のゲームではどの敵の毒も同じ効果だが、高威力の「猛毒攻撃」があったり回復法が違う何種類もの毒が存在したりするマニアックな作品もある。
主人公側にも敵に毒を与える武器や魔法があることもあり、効果は一見地味ではあるが有効活用すると攻略が楽になる。
ボスは耐性を持つことが多いが、一部のゲームの強ラスボス戦では耐性の穴になっており、普通に戦うと長期戦になるところが、上手くはまると短期決戦が可能となる。