概要
コミックボンボンで1996年11月号から連載を開始したじゅきあきらのギャグ漫画作品。しかし1998年4月号から「作者の目の病気」という理由で一時休載し、そのときの説明によれば「1998年6月号から連載が再開し、それ以降は5回に1回は休載」という予定であったはずだが連載は再開されず、理由の説明も何も無いまま、未完の作品として7年が経過することとなったが2005年12月号~2006年2月号に読み切りとしてとして突如復活を遂げ、2006年7月号から『海の大陸NOA+』として本格的に連載を再開した。その後『+』は2007年11月号で最終回を迎え、2007年11月よりMiChao!にて『海の大陸NOA×』を連載していたが、2009年11月には更新を停止している。単行本は1,2巻は発売されたが、3,4巻は電子書籍のみの販売となった。
ストーリー
考えただけで神経性胃炎になるくらい遠い未来。地球では環境破壊や戦争などで陸地が殆ど水没し、まともに残った陸地はサンクルスと言う島だけとなっており、その上空には天空都市テラが存在して、人々が天と地に分かれて暮らしていた。
ある日、サンクルスに住むリュークらがテラから脱走したマリアと生物兵器ダイダロスと出会ったところから物語は始まった。
キャラクター
サンクルス
地球上にたった一つ残された陸地である島。島の住民はリュークとキッチェのみでそれ以外の住民はテラから廃棄・追放された生物兵器・実験生物ばかりである。
昔は大勢の人間がいたようだがテラが廃棄したウィルスでほぼ死亡してしまった模様。
- リューク
性格上に問題はあるものの不思議と人を惹きつける魅力があり、サンクルスの島民たちを取りまとめている。
島の指導者の証である継承のカギを持っていて武器として剣を持つ。必殺技は静電気の貯まりやすい体質を生かした「海斬剣(かいざんけん)」
また常に裸足だがこれは自分が「大地に生まれた事を忘れない為」と言う信念から来るものである。
- キッチェ ライラ=クランベリー
リュークの妹的存在の明るく元気な少女。両親は物心つく前に廃棄ウィルスで亡くなっており、リューヤに引き取られてリュークと一緒に育った兄妹的な仲。
必殺技はリューヤから習った空手技「円舞光輪脚(えんぶこうりんきゃく)」。威力は殆ど無かったり兵器の流れ弾を打ち落とす事が出来たりと一定しない。
- ドーカイテイオー
馬のような姿の生物兵器で頭のない白馬に顔と腕を付けたような姿をしている。髭が生えているがこう見えても乙女らしい。
嫉妬心などから空気が底を突くなどの荒唐無稽な嘘をついて、度々島中を大騒ぎにしてしまうトラブルメーカー。腹にボタンがありそれをはずすと体内が露出し、その体内には臓器だけでなく会議室や開かずの間など普通の生命体では在り得ないものが存在しときめきと言う器官がありそれを破壊されると死んでしまう。4年に1度脱皮するらしい。実はリュークが幼い頃から島にいる最古参らしい。
必殺技はリューヤから(息子のリュークを差し置いて)伝授された「ゴッドファーザーボム」。
元ネタは競走馬のトウカイテイオーと思われる。決して現在で言う所のこれではない。
- マリア
テラから脱走した謎の少女。ふつうの人間なのかは不明。
物静かな性格だが、やや天然ボケ気味。
実は極秘研究資料らしい。
- ダイダロス
マリアを連れてテラから脱走した生物兵器。黒いドーベルマンに翼を付けた姿。マリアを守るように常に彼女のそばにつき従う。
高い頭脳を持ちテラの事情にも詳しいため、島の知恵袋的存在だが、常識人ゆえにサンクルスの面々がかますボケに常にツッコむ役をも負う羽目に。
率先して戦うことはめったにないが戦闘能力は持っており、翼の硬度を変化させたり刃状に変形させたりできる。
実は元々は人間で本名はノエル・シャークマン。テラの「月色の塔」所属の生物学者だったが兄ミカエルの策略で脳を生物兵器に改造された犬(かつてノエルが拾ってきた捨て犬)に移植されてしまった。ノエルの遺体は保存装置に入れられ、全く腐ることなく保存されているが、その状態で廃棄された上に巨大貝に呑みこまれていた。後に巨大貝がリュークに撃破された際に棺が発見され、ダイダロスの正体も発覚した。それ以降は保存装置ごとサンクルスに安置される。
- ダンボールマン
ダンボールから手足が生えている生物兵器。元々はとあるロボットを作るつもりだったが失敗してこんなものが出来てしまったらしい。
言葉を喋らず、会話するときはプラカードに文字を書いて会話する。表情も変化しないが、笑うときには微妙に口元が「ニヤリ」と歪む。
ミカン農園を経営しており、ミカンを栽培している。気に入った相手にはミカンをプレゼントし、逆に敵には腐ったミカンや冷凍ミカンを投げつける。マリアに惚れている。
- サミアド
キッチェが発見した巨大サボテン(実はテラから廃棄された生物兵器)に花が咲いたとき、その中から生まれてきた子供。
始めて見たリュークとキッチェを父母として慕う。語尾に「ぢゃ!」とつけてしゃべる。
いたずらっ子で島民の反感を買ったが花がしぼんだ際に消えていった。花が咲くのは100年後である・・・
- おじいちゃんとタカシくん
祖父と孫でおじいちゃんの本名は「鬼龍院光流(きりゅういんみつる)」、タカシくんが「鬼龍院隆司(きりゅういんたかし)」と言う。
よく事件に巻き込まれる。こう見えても生物兵器らしい。
- 中村さん
リュークとアレックスのボス選挙に突如現れて当選した謎の男。フルネームは中村児雷也(なかむらじらいや)という。
郵便局に勤めているらしい。どう見ても中年サラリーマンに見えるが放たれた弾丸を手でつかんだり、モーセの如く海を割り、本気を出せば地球すら破壊しかねないと只者ではない。
海の人々
- リューヤ
リュークの父で先代のサンクルスのボス。カノコと言う妻がいたがテラのウィルスで亡くなっている。
5年前に「失われた大地を探す」という理由でリュークに押し付け同然でボスの座を譲りイカダで海に旅立つ。軽そうな性格だが息子や妻を大事にしており、リュークを励ましたりカノコの墓参りに訪れるなど父親らしい一面もある。実は捕鯨疑惑がある。
一部では妖怪海オヤジと呼ばれる。
- ヒジリ・アレックス・ローゼンフィールド
巨大空母アトランティスの十一代目艦長で幻のアレックス連合艦隊15000人を率いる。17歳。
波に揺られて育ったためか、陸でも体を揺らしていないと落ち着かない。
射撃の腕は高く片目の眼帯をはずすとさらに命中精度が上がる。キッチェに惚れておりアプローチを何度もかけるが本人には鬱陶しがられている。
彼の先祖カナメ(元盗賊)は初代サンクルス指導者ミノル(リュークの先祖?)の友人である。部下たちからの人望は無い。
- 特殊工作員
アトランティスのクルーであるアレックスの部下たち。全員ダイバーのような同じ格好をして、常に2、3人で行動する戦闘員のようなもの。
また唯一の女性クルーでオリビアと言う108歳の老婆がいたが亡くなった。
天空都市テラ
サンクルスのはるか上空にある球形の人工都市。昔テラ・シャークマンと言う人物が作った。
科学が発達し高層ビルが多く聳え立っている。
- ミカエル・シャークマン
テラを統治する人物。また巨大研究機関「月色の塔(げっしょくのとう)」の最高責任者でもある。
高い技術力を持ち、目的の為ならば非情な手段も行う。弟であるノエルを毒殺し脳をダイダロスに移植した張本人でもある。
カプチーノが好き。
マリア奪回を目論み何度かサンクルスへ刺客を派遣したがザクロチトセオーの人選が悪いため常に失敗している。
- ザクロチトセオー
ミカエル・シャークマンの助手。テイオーによく似た姿だが、体の色は黒(ダンボリウム合金メッキ)で翼を持ち、テイオーとは似つかない理知的な性格をしている。
マリア奪還の為の刺客を送り込むが変な奴ばかり選ぶためいつも失敗しミカエルを怒らせる。
- フェリア・スー
ダイダロス抹殺にやってきた少女。元はノエルの恋仲でマリアの監視役をしていた。
ノエルに関しては良い男だが説教臭いと不満もあったようだ。
当初ダイダロスは彼女にショックを与えないように正体がバレないようにリュークに協力を要請したが結局フェリアにバレてしまい、以降ダイダロスをノエルと呼ぶ。
ラーメン好きで体重の倍の量のラーメンを完食したことがある。
- カップヌードルマン
カップヌードル型の生物兵器。マリアを連れ戻しにやってきた刺客第1号。
ブタキムチ味の麺を体内から放出して相手を攻撃したり拘束したりする。
妻子持ち。
- パンチパーマン
大仏みたいな怪人で刺客第2号。実は三代目(初代は北島三郎らしい)。
自由自在にパンチパーマを操る光輪を使って、リュークとマリアを除く島民全員をパンチパーマにして、島を半ば乗っ取り、彼らを孤立へと追い込んだ。自分の決断が原因でこの事態が起きた事に反省したリュークに敗れた後は四代目を彼にゆずって引退しそれ以降は髪型をリーゼントにしている。
- もしも魔王
不幸を呼ぶ男を自称するテラの住民。それゆえか凄まじいまでの後ろ向きな性格。
自分の不幸に他人をも巻き込み、「思い浮かべて下さい」の一言ではじまる、もしも話で、あらゆる聴者を不快な気分にさせる精神攻撃を行う。
- ヘクトパスカル
廃棄されたにもかかわらずつぼみを付けたサボテンを枯らすべくやってきた3人組の一人。ギリシャ人のようだがブラジル人。
ホースで放水する。
- ミリバール
3人組の一人。
一時代前のアイドルのような格好をしている女性。手に持った扇風機で強風を起こす。
- 梅雨田雨男(つゆたあめお)
3人組の一人。
台風実況アナウンサーで、彼の持つマイクは実況通りに天候を操る機能を持っている。