概要
遊戯王OCG・第8期に登場した2つの水属性モンスターのカテゴリー、「海皇」と「水精鱗」のこと。
両者はコンセプトが似ており相性も良く、混合した【海皇水精鱗】としてよく使われている。
それぞれの特徴は各項目を参照。
世界観としては
「海皇」軍は飽くなき支配欲を糧に炎王の本拠地である孤島に侵攻を掛けるも、彼らの抵抗で戦況は膠着することになる。膠着状態の打開策として、住処を失い行き場を無くしていた「水精鱗」に目をつけ、彼らから秘宝を奪って支配下に置き、秘宝の力によって彼らの皇として君臨。新たな進撃を開始した。
マスターガイド4によれば、「海皇」軍は秘宝を奪うことで水精鱗たちを支配下に置くことに成功したが、秘宝に眠る水精鱗-ガイオアビスが海皇龍 ポセイドラの身体を乗っ取る事で立場をひっくり返し、水精鱗の支配者だった「海皇」軍は自らが抱えていた飽くなき支配欲によって身を滅ぼす事になった。
OCGでは
設定上は「海皇が水精鱗の支配者」のはずだが、遊戯王OCGでは逆に『水精鱗デッキの展開に海皇たちが利用されている』状態として、よくネタにされる。挙げ句の果てには、上述の通りマスターガイド4で海皇が乗っ取られた事にされてしまった。
しかし、登場当初の水精鱗は海皇のサポート有りきでデザインされているためか単独での活躍は難しかった。海皇に依存している点で言えば、『海皇の支配下に置かれている』とも解釈できる(第8期以降は海皇併用型でも対応しきれない程、多様化が進んだ為、敢えて海皇を抜いているプレイヤーも見受けられる)。
水精鱗エクシーズモンスターである水精鱗-ガイオアビスは、海皇龍 ポセイドラの下半身と酷似しており、またポセイドラの尻尾の先端と同じ形をした槍(トライデント)を持っている。種族以外のステータスが完全に一致しており、ポセイドラを素材としてガイオアビスをエクシーズ召喚できる。
「海皇の咆哮」のCMではガイオアビスのシルエットからポセイドラが出現し、水精鱗が初登場したパック「ABYSS RISING」のCMでは逆にポセイドラのシルエットからガイオアビスが出現するという演出がある。
第12期では、2024年7月27日発売の「RAGE OF THE ABYSS」にてお互いのカテゴリーをサポートするカードが追加されており、それぞれのカテゴリーには水精鱗としても扱う海皇精 アビスライン、海皇としても扱う水精鱗の深影隊が登場した。また、「海皇」軍であったはずのネプトアビスがアビスケイルを着用して水精鱗の皇に就いたり、乗っ取られたはずのポセイドラが水精鱗の秘宝を巻いた姿でエクシーズモンスター化した上、さらに「海皇」もしくは「水精鱗」のエクシーズモンスターの上に重ねるエクシーズ召喚に対応するなど、謎が多い展開となっている。
関連カード
海皇の名を持つが、水精鱗にも属する。また、カード名の由来は水精鱗のモチーフとされる「ラインの黄金」である。
水精鱗の名を持つが、海皇にも属する。また、カード名の法則は海皇に準ずる。