概要
『名探偵コナン』のアニメオリジナルのエピソードであり、アニメ第768話として2015年2月21日に放送され、2023年3月18日には劇場版『黒鉄の魚影』の関連エピソードとして再放送された(話数はR134話)。
脚本は辻真先氏が担当。
あらすじ
灰原がなかなか買い物から帰ってこないのを不審に思ったコナン達は彼女を探していた。そのころ灰原は、買い物の途中で誰かに眠らされ、もう一人の女性と監禁されていた…。
解説
この事件は黒の組織とまったく関わりがないアニメオリジナルストーリーであり、灰原は、この事件の犯人が自身のアリバイ工作に利用するために監禁された、というよくあるパターンの事件である。しかし、ネット業界では灰原が元々大人であることなどから、薄い本ならぬ「薄いアニメ」と呼ばれており、二次創作でR-18的なイラストや小説などが投稿されている。
念を押すが、この事件はあくまで健全なものである。
余談
組織との関わりがないエピソードの為、コナンは組織の仕業とは一切考えていないもののファンからはアニメオリジナルとはいえ組織を疑えという声もあった(ただし、当時のアニメ版は組織から見ると一部の人物を除けば灰原(シェリー)は『漆黒の特急』で「死亡」した事になっている為、組織の仕業と考えないのもおかしくはないが)。
概要で説明している通り、本エピソードは劇場版『黒鉄の魚影』に関連したエピソードとして再放送されているが、劇場版のほうは本作と違ってコナンの焦り具合が180度異なっており、劇場版の後に本作を視聴した場合は困惑してもおかしくないだろう。また、(放送当時まだ正体発覚前とはいえ)何故かこの人は未登場。
なお、再放送の前日に放送されたフジテレビ系のサスペンスドラマ『赤い霊柩車』シリーズのラストエピソードである『弔の京人形』でも本作と同じトリックが登場している。
ネタバレ防止の為詳細は伏せるが、今回のアリバイトリックは、トリック用の高額な資金が必要だった為、作中は何故それを簡単に用意できたのかは触れられてないが、アニメ公式サイトのこの事件のあらすじによると、犯人はとある会社の社長だった為、資金を用意できるのは容易だったと思われる。