プロフィール
真名 | リチャードⅠ世 |
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クラス | セイバー |
性別 | 男性 |
身長 | 178cm |
体重 | 66kg |
出典 | 史実? |
地域 | 欧州 |
属性 | 秩序・中庸・人 |
好きなもの | 母や姉より語り継がれた、英雄の凱歌への想い |
嫌いなもの | 激情を抑え切れない弱き魂 |
ILLUST | 森井しづき |
CV | 小野友樹 |
獅子心王として名、魂の在り方、煉獄の炎が結びつき、その外観は獅子の様相へと変化している。見た目はかなり大柄になっているが、上記の数値は核となっている元の霊基の物である。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するセイバークラスのサーヴァント。
本作におけるリチャードⅠ世の第三再臨時の姿。青年の姿からボロボロのマントを羽織った獅子頭の戦士という異形に変貌し、言動も大きく変わる。敬虔な信徒の一面もあれば、神をも怖れぬ事をする事もあった獅子心王。オルタにあらず、アルターエゴにあらず。この姿もまた、数多の感情を持ち合わせた豹変君主たる獅子心王の『素の側面』の一欠片である。
黒き獅子と化しているのは、生前に数多の罪を犯してきた事に対して『神よ、どうかこの身を世界の終わりまで煉獄の炎に曝してくれ』と願った為。獅子心王と呼ばれる程に勇猛なる彼は、怖れなかった。神に怨嗟を叫ぶ事も、己の心を優先して当時としての倫理の壁を踏み越える事も、歴史の流れにおいて、数千人の捕虜をその手にかける事も。
その王は怖れなかったのだ。己の魂が浄化の炎に焼き尽くされる事も。実の父親に軍をさし向ける事も。刃を持たぬ無垢なる民を殺す事も。人を、愛する事さえも。
人物
一人称は「我」、または「私(わたし)」。
もしもライダーの霊基などで顕現していたら、セイバーとは逆の怒りや敵意の激情に包まれ、勝利の為ならばあらゆる悪徳をも厭わぬ霊基となっていた可能性もある。その場合は、持てる全てを欠片も躊躇わず戦争に注ぎ込む蹂躙の暴君となり、仮に憧れのアーサー王と円卓が敵に回ったとしても、敬意を持って、千変の暴虐にて戦争を挑んでいた事であろう。
ライダーの霊基だろうと、此度と同じ『条件』が整えば、最後はこの煉獄に焼かれる状態へと到る。そういう意味では、どの霊基でも変わらぬリチャードの本質こそがこの煉獄の炎なのかもしれない。
能力
先端が折れた大剣をメインに、複数本の剣を使用する。
宝具
永久に遠き勝利の剣(エクスカリバー)
- ランク:D〜A+
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1〜99
- 最大捕捉:1〜1000人
本作ではスキルとして扱われ、extra攻撃で使用。
手にしたあらゆる武具───あるいは煉獄の炎でさえもエクスカリバーとして扱う事ができるが、決して本物の『星の聖剣』に辿り着く事はない。たとえ、本物のエクスカリバーをその手に握ったのだとしても。
獅子吼よ詠え、颯颯たる煉獄を(ユートピー・ピュルガトワール)
- ランク:A
- 種別:対軍宝具
- レンジ:99
- 最大捕捉:1~999人
「終焉を呼び込むとしよう。」
「我が身を内より喰い破る獅子よ、我が意思を以って世を噛み砕きし獅子よ。汝の呪縛と祝福、我が刃を以って示さん。貪り、祈り、朽ち果て、狭間の果てに我が道を吠え刻め!『獅子吼よ詠え、颯颯たる煉獄を(ユートピー・ピュルガトワール)』!!」
性能は通常のリチャードと同様。
こちらは自身が巨大な炎の獅子となって突撃する。
関連人物
Fate/Grand Order
母親から彼らの英雄譚も聞かされていたのか、アーサー王程ではないが彼らについても憧憬の対象である。
周囲から英雄ともてはやされる兄姉の陰に隠れ、実際にそうでなくとも相対的に暗愚と蔑まれてしまうという点において、弟のジョンと似るところが多く、そのような弟がいるものは果報者だと語った。本人は「そんな不出来な弟がいることが果報であるはずがない」と自虐しているが、そのあたりも似ているとしている。
余談
成田良悟氏曰く「宝具と第三霊基は小説の最終巻ネタとかではなく、正真正銘『FGOのための』宝具と獅子心王です。」とのことで、今のところはこの姿が小説に登場することはない模様である。
ファンの間では、第1部6章の前日譚に登場した「偽の十字軍を率いる、リチャードⅠ世を名乗る魔人の如き強さのサーヴァント」はこの姿のリチャード本人だったのではないかと予想されている。