概要
漫画『頭文字D』の第一部のヒロイン茂木なつきの友人で、第一巻から登場しているおさげの眼鏡っ娘。
初期はなつきの友人である以外に目立った活躍が無く、高橋兄弟の従姉妹の緒美同様に初期のみのキャラクターかと思われたが…
作中の動向
ストーリーに関わる重大なネタバレあり
実は、物語開始直後から登場していたなつきの援助交際相手(現在で言うところの『パパ活』)の中年男(以下、パパ表記)の実娘であり、主人公の藤原拓海に密かに好意を抱いていた白石は拓海となつきの仲を裂く為、作中で丁度エンペラーの岩城清次とのバトルに拓海が勝利した後、電話や匿名の手紙でパパとなつきの関係を拓海にリークし、結果的に二人の関係を知った拓海は絶望し怒りに任せて赤城山で待つ須藤京一のもとへ出向き、バトルは最悪の結末を向かえてしまった。
その後、文化祭の催し物の件で拓海に声を掛けた事でその声から彼に情報をリークした人物だと気付かれ、真相を全て話した。
その後、バレンタインデーにチョコレートを彼に渡し今一度なつきへの想いを問い、その答えを聞いて潔く身を引いた。
TVアニメ版と実写版には一切登場せず、拓海に情報をリークした人物が誰かは最後まで明かされなかった。
また、なつきの援交設定がオミットされた新劇場版では登場こそするものの、台詞は無く殆どモブキャラ扱いであった。
しかし、新劇場版を題材としたパチンコ版でシリーズ第2作『頭文字D 2nd』ではなんと図柄キャラとして抜擢された。
パパ
「どうしても、考え直してくれないのかい?」
声優・俳優 | 古澤徹(第一期)→宇垣秀成(Second Stage)/沢木郁也(マガジンCDブック版)/津村和幸(実写版) |
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搭乗車種 | メルセデス・ベンツ W201(原作・PlayStation用ゲーム『頭文字D』)/同W210(TVアニメ版) |
ボディカラー | ブルーブラック(PS1用ゲーム)/ブリリアントシルバー(TVアニメ版) |
ナンバー | 群馬3? ? 92-822 |
白石の実父であり、なつきの援助交際相手の中年男。
実娘からは匿名時には「中年男」、拓海からは「ベンツの彼氏(PS2用ゲーム『頭文字D Special Stage』では「外車の彼氏」)」と呼ばれていた。
職業は不明だが登場シーンでは常にスーツ姿であり、なつきに貢いでいる額から比較的上位の職に就いていると思われる。
なつきが拓海に純粋な気持ちで好きになっていきパパとの交際に懐疑的になり、彼女から別れを告げられた際は焦っている様子だった事からなつきとの交際はある意味彼の生き甲斐だった事が分かる。
最後のデートの際にラブホテルの駐車場(TVアニメ版ではファミレスの駐車場)で拓海に目撃され、拓海となつきが一時絶縁状態になってしまった。
実の娘に拓海に裏から情報をリークされていた事は終始知らなかったと思われる。
実写版では、なつきが彼との交際で生活費を補助して貰っており親子共々感謝している旨が彼女から伝えられており、原作・アニメに比べて幾らかなつきに同情の余地がある設定になっていた。
新劇場版では、なつきの援交設定が無い為登場しない。
1999年に講談社から発売されたプレイステーション用ゲーム『頭文字D』では、どういう訳か原作での彼の愛車であるW201がプレイアブル車両として登場。(ホイールはRSワタナベの8スポーク風)
ボディカラーを「ブルーブラック」にすると、「PAPA」表示と共に彼の顔グラフィックが表示される(ただし斜め後ろ姿)。
ゲームの進行状況で出現する隠し車両だが、後の『頭文字D_ARCADE_STAGE』シリーズ等を含めてもパパ及びW201がプレイアブル車両として登場した頭文字DのゲームはPS版のみである。