概要
字は大栄。
孫堅が董卓討伐の為に挙兵した際に、孫堅の配下として従軍した人物。
孫堅が董卓軍に敗れて追撃を受けた際に、祖茂は孫堅の着用していた赤い頭巾を被り囮となり、孫堅を逃がした。その後敵軍が迫ると焼けた柱に頭巾を被せ、草叢に身を隠して難を逃れた。
以上が祖茂に関する記録で、前半生も孫堅の囮を務めた後の記録も不明である。
フィクションにおける祖茂
三国志演義・吉川三国志
孫堅が華雄に敗れた際に、祖茂は孫堅の赤い頭巾を被り囮となり、孫堅を逃がしたが自身は討死してしまい孫堅を嘆かせた。ちなみに横山三国志には登場していない。
蒼天航路
演義と同じく董卓討伐戦で登場。孫堅が華雄に押され一時撤退を決めた際に(風采が似ているためか)周瑜の策により祖茂は孫堅の赤い頭巾を被り囮となり、華雄の軍勢を引き付けたため孫堅は撤退に成功する。華雄は演義とは違う人物が討ったがその人物には偽物とバレていた。のち彼を孫堅の元へ連れて行き引き合わせた。これ以降は登場していない。