以下の内容の中に、ゲーム終盤のネタバレがある可能性があります。
ネタバレを知りたくない方は読まないことを推奨致します。
概要
ゲーム終盤、主人公達自称特別捜査隊と堂島遼太郎によって追い詰められ、テレビの世界へと逃げ込んだ稲羽市連続怪奇殺人事件の真犯人の深層心理によって生み出された迷宮。
2層構成になっており、上層とも言える禍津稲羽市の他に地下階層とも言うべき「マガツマンダラ」と呼ばれる空間が存在する。
瓦礫をかき集めて凝り固めた回廊で一面が構成されており、空は雲一つなく常に血のような赤で陰鬱な空気に満ちている。
所々が警察の用いる現場封鎖テープで仕切られているが、これは真犯人が稲羽署の刑事であった名残か。
アニメ版(以下、P4A及びP4GA)では、無惨に破壊された稲羽市の建物で構成されている。
壊滅的な雰囲気に満ちた情景は、現実の世界に虚しさしか覚えることの出来なかった真犯人の破壊願望が如実に顕れたものと言えるだろう。
また、中ボスの「羨望の巨人」の姿及び名前は、真犯人の都会への執着を大きく表しているシャドウと見れる(真犯人に関わる回想シーンの中に「都会でエリートになるはずが…」と言っているので、都会への未練と解釈出来る)。
但し、全てが等しく荒廃した中で、P4Aでは堂島家の食卓のみが、P4GAでは堂島家の居間のみが綺麗な状態で存在していることから、真犯人が堂島と菜々子の親子に対しては非情になりきれず(寧ろ心を開きかけていた)、親の都合で都会から稲羽市にやって来た主人公を【堂島父娘との小さな幸せに割り込んできた邪魔者】と誤解して憎悪に近しい嫉妬を抱いていた事実を知ることが出来る。
ダンジョン全体がテレビの世界と稲羽市を霧に包もうとした黒幕に同調した真犯人のコントロール下にあるため、全ての階層を踏破し彼の下に辿り着くには、マガツマンダラを探索する必要がある。
また、他のダンジョンと比べて宝箱を調べると「刈り取る者」が出やすいのが特徴で、P4Aではなんと三体も出てきた。
専用曲
「LONG WAY」
禍津稲羽市を探索中に流れるBGM。