概要
グレていた頃の三井寿がつるんでいた不良仲間の1人。フルネームは不明。
黒髪短髪に短ラン、ボーダーのシャツといった装いをした切れ長の細い目の男で、アニメ版では目尻がかなり跳ね上がっている。
学ランを着ているが、アニメ版の下記エピソードにて三井を「湘北の三井」と呼んだことや、一般生徒にも「他校の奴」と認識されていたことから湘北高校の生徒ではない模様。
宮城リョータと桜木花道のケンカに巻き込まれたことを恨んでバスケ部を潰すための殴り込み要員として三井に鉄男ら数名の仲間と共に湘北高校に招集される。
体育館でのケンカでは流川とやり合い当初は不意打ちで彼をモップで殴りつけて流血させ、一方的にパンチを打ち込むなど優位に立ったが、その後間も無く激昂した流川にほぼ一方的に叩きのめされる。
最後は加勢してきた桜木軍団の大楠と戦うが、流川とのケンカで相当なダメージが残っていたのでパンチも通じず、あっけなく倒されてフェードアウトした。
原作での出番は以上だがアニメ版では第35話のアニメオリジナルエピソード「男たちの熱き想い」で再登場。
- バスケ部襲撃事件の後で三井を逆恨みして再び殴り込みをかけようと企んだようだがそれに反対した鉄男を仲間と共に追い回してリンチする
- その様子を見かけて鉄男を助けようと割って入った三井を彼が「2度とケンカはしないと安西先生と約束した」ために無抵抗なのをいい事に一方的に痛めつける
- 更に土下座をした三井に対し「2度とバスケなんざできねえように両手を潰してやる」と鉄パイプで彼の手を潰そうとする
などの所業を起こすが近道のためにたまたま通りかかった桜木にもケンカをしかけ、返り討ちにされかけるが桜木もまた三井と同じ理由で抵抗できないため再び桜木に反撃をしようとする。そこへまたしても加勢に来た桜木軍団に加え起き上がった鉄男に仲間諸共倒され、目論見は失敗に終わった。
ちなみに竜の仲間の中につい最近まで鑑別所から出たばかりの友人である鬼藤という男も登場した。
単なるやられ役だった原作と違い、アニメ版では原作以上の危険人物、外道キャラと化した。
…しかし一応フォローすると竜からすれば「バスケ部を潰すために人数を集めてわざわざ殴り込みをかけたのにその場の流れで三井がバスケ部と和解して部員に復帰した」という状況でしかなかったので首謀者である三井を逆恨みしてしまうのはおかしくない話だったりもする。
ちなみに、小説版でも同様の役回りを担うが、そちらでは「虎の威を借る狐の如く鉄男の強さを利用しながら自分が不良グループのアタマになることを狙っていた」とのことで、三井にとって彼は好きになれない種類の男であると薄々感じていたとの解説がされている。