概要
クルタ族は本来、鳶色(旧アニメでは青)の虹彩を有している。しかし、怒りなどの激しい感情により、目が一時的に赤く輝く特性を有している。
この際に放つ色は世界七大美色の一つにも数えられるほど美しく、人体収集家の間ではそれこそ文字通り目が飛び出るほどの価格(実際にクラピカがヨークシンシティで買い戻そうとした際には「5億は必要」と見積もられ、最終的に意地の張り合いもあって29億まで値がつり上がった)が付けられる。
クルタ族は死んだときに緋の眼になっていれば、死後も腐敗するまで永遠に赤いままなので、それを狙い殺人などの被害に遭うことがしばしばあった。そのため、普段彼らは黒いカラーコンタクトを付けて緋の眼を出すまいとしていたのだが、クラピカが村を離れた「その日」、幻影旅団の襲撃を受けて全滅。強い怒りや悲しみによってより眼が美しくなるという性質から、死体は全て凄惨極まりない拷問を受けた上で首を落とされ、目玉をえぐり抜かれていた。
クラピカは暗黒大陸編までに人体収集家達の手にあった緋の眼をあらかた集め終え、手厚く献花して弔っている。だが最後にして最凶のターゲットに接近すべく、クラピカは人生最大のミッションに臨むこととなる…。
クラピカの緋の眼
先述した通り、本来緋の眼は激情した時にしか発現しないものの、クラピカは己の念能力の誓約として「緋の眼が出た時のみ、特質系能力『絶対時間』を使用できるようにする」という項目を立てた。それを対旅団戦で使えるようにするためクラピカは特訓を積み、最終的に任意で緋の眼になれるようになった(すぐになれるわけではなく数秒時間がかかる)。
この能力は体力の消耗も著しいため、1日で数分が限度とされている。フルで使用した場合には、数日寝込むことになる(センリツを始めとした念能力での速攻治癒も不可能)。