概要
『薔薇十字館殺人事件』に登場するふたり。
所謂異母兄妹の関係にあたる。高遠遙一はマジシャン近宮玲子、月読ジゼルは薔薇ブリーダー美咲蓮花を母に持つ。
関連タグ
薔薇十字館にて
以下、薔薇十字館殺人事件のネタバレ
謎の人物・ローゼンクロイツによって異母妹の命を人質に薔薇十字館におびき寄せられた高遠だったが、実はローゼンクロイツこそ高遠の異母妹であるジゼルだった。母の復讐のため彼女が起こした一連の事件において、その犯人役として招かれたのが凶悪殺人鬼として名高い高遠だったのだ。
このことで犯罪芸術家としての、また自身のプライドを踏みにじられたと感じた高遠は「私は私を侮辱する者を許さない、たとえそれが異母妹であろうとも」と発言するものの、現在生存が判明している唯一の肉親であったこともあってか、彼女を殺すことはしなかった。
またその際事件は彼女の「御し難い復讐心」によるもので、「犯罪者の係累であるため」ではない、「彼女は自分とは全く似ていない」といった旨の発言をしている。
アニメ版ではそれに加え、気を失ったジゼルに対し、「確かに自分の妹」と認める台詞が追加され、彼女の胸元に青薔薇と自身のトレードマークである「血のように紅い薔薇」とは真逆の純白の薔薇を添えてやっている。ドラマ版でもその微かな兄としての情が強調され、殺害すると宣言したのにもかかわらず自殺を阻止するなど矛盾する行動をとっている。
非関連タグ
椎名真木男/海老沢邦明…同じく薔薇で繋がっていた(病室で赤い薔薇を生けていた
花瓶は瑠璃色)。アニメではピンクの薔薇に変更された。