概要
星型八面体のように、複数の多面体をハチソン効果みたいな感じで複合させた形であり、複合多角形（六芒星など）の三次元バージョンである。
多面体の一種であるかのような名前であるが、通常は多面体には含まないとされる（参考：正多面体と正多角形の多義性 - Polyhedronの日記）。
星型多面体にはこれに該当するものもある。
日本語版Wikipediaでは、同じ多面体同士で複合する場合に限って複合多面体と呼んでおり、違う多面体同士の場合は「複合体」としている。
一方、英語版Wikipediaではいずれも「Polyhedral compound」という表現でまとめられており、複合多面体というよりはあくまで「多面体の複合」といった表現となっている。
似た言葉に「相貫体」もあるが、多面体以外を含む立体同士の複合を意味する事もあれば、後述の双対複合を意味する事もある。
主な区分・種類
- Regular compound（直訳：正複合）…正多面体や星型正多面体と同様、頂点推移的（どの頂点に目印を付けても結果が変わらないような性質）、面推移的、辺推移的であるもの。「正複合多面体」「複合正多面体」という呼称も見られる。
- Uniform compound（直訳：一様複合）…正複合を含むグループで、一様多面体と同様、頂点推移的であるもの。「一様複合多面体」「複合一様多面体」という呼称も見られる。
- Dual compound（直訳：双対複合）…双対多面体同士を、全ての辺が1対1で交わり合うような形で複合させたもの。
- 星型八面体…正四面体2個による複合多面体。正複合にも双対複合にも属す。
関連イラスト
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