読子・リードマン
よみこりーどまん
CV:三浦理恵子
R.O.D READ OR DIE YOMIKO READMAN “THE PAPER”
第16代ザ・ペーパーの異名を持ち、紙使いと呼ばれる特殊能力者の中で最強クラスの実力を誇る。
本を読んでいないと精神が落ち着かない重度のビブリオマニア(愛書狂。読子本人は読書狂であり蔵書狂でもある)で、膨大な蔵書を保管するために神保町のビルを一棟丸ごと借り切っている…が、その中も本で溢れかえっているほどである。調子に乗って一軒の書店の本全てを一括購入したことも何度かあり、TVアニメ版では本屋に「全日本図書連盟東京支部」なる組織によって「最重要御得意様」として彼女の写真が貼り出されている描写があるほど。
本に対しては、物というよりは人格として接している(擬人化している)節があり、たとえばOVA版では焼け焦げた本を見て『かわいそう』と呟いている。
本にまつわること以外では、素直で温厚、お人好しで、やや抜けたところがある人柄として描かれている。
本に対しては文字通り金に糸目をつけないため、大英図書館特殊工作部のエージェントとしてかなりの収入があるにもかかわらず常に金銭的には困窮しており、任務の無い時は高校で非常勤講師を勤める女教師でもある。ただし、学校への潜入調査自体も任務となっていることがある。
女子高生にして小説家である菫川ねねねのファン。ねねねとは赴任先の学校で教師・生徒という関係で面識を持つことになったため、互いに「先生」と(読子→ねねねは作家として、ねねね→読子は教師として)呼び合う。
読解力も相応で速読を身に付けており、未開の部族の言葉も読めるなど人間離れしたものを持っているが、あくまで読めるだけで話せるわけではない。また、あくまで「読書家」であり文筆家ではないため、文章を書くことも得意ではない。
黒いロングヘアー、青みがかったグレーまたはブルーの目であり、男物の黒縁メガネを常に着用しているのが特徴。かなりの強度近視である。
服装も大英図書館特殊工作部謹製のロングコートを羽織り、くたびれたワイシャツ、曲がったネクタイ、ロングスカート、ローファーというもの。ちなみに同じものを何着も持っている(この人と同じ)。
童顔だがなかなかいいものをお待ちで、野暮ったい服の下にワガママボディを隠している。漫画版によるとスリーサイズはバスト86cm、ウェスト59cm、ヒップ87cmとの事。
生い立ちについては語られる事は少ないが、普段は明るく裏表のない彼女からは信じられない程の暗い人生を送ってきた苦労人であり、MI6所属で英国在住の父、伏せがちで日本在住の母の間を行ったり来たり。家族3人揃うことはなく、学校も転校、休学を繰り返し、友達もできなかったという(たまに友達の家に呼ばれても本棚の前から動かなかったので2度目はなかった)。
その穴埋めをしてくれたのが本であり、読子曰く「両親が集めた本を通じて、家族の繋がりを持ち、本が兄であり姉であった(要約)」だそう。
また、かつては自身の師匠でもあったドニー・ナカジマと真剣に愛し合っていたが、何らかの理由で彼を殺したことが語られている。
各メディアで若干描写は異なるものの、基本的には「本」という存在に異常なまでに執着し、エージェントとしての能力は高いものの、私生活はダメ人間のお手本という人物像で統一されている。
R.O.D -READ OR DIE-(OVA)
基本的には原作となる小説版およびコミック版の設定を踏襲している。
服装は大英図書館の制服とおぼしき茶系のベストと赤いネクタイ、膝下丈の黒いスカートで、上からロングコートを羽織っており、足元はヒールの低いパンプスを素足履きしている(というかそれ以外の服は本編通して着ていない)。
髪型も寝癖がそのままのロングヘアーというだらしなさであるが、全く気にしていないというわけではないようで、ジョーカーに『あなたは本に囲まれている時が一番輝いているが、それ以外は酷いもの』と突っ込まれた際には直している。
口調は誰に対しても敬語で話している(※自分1人でいる場合は除く)。腰の低い振る舞いだが、意外にも豪胆な行動を見せることも。
ミス・ディープことナンシー・幕張と接した際にはザ・ペーパーというコードネームがあるにもかかわらず本名を名乗り、彼女に突っ込まれるなど基本的にボケ要員であった。
仕事については真面目だがおっちょこちょいな面があるようで、巨大紙飛行機を作った際には尾翼を造形し忘れていた為に危うくあの世へテイクオフしそうになったことも。また、指示を受けた作戦以外は(予想外の出来事が多いという事情はあるものの)行き当たりばったりで、計画性も皆無に等しい。
しかし眼鏡を弄られそうになるとうっかり殺しかけたりするなど、基本的にエージェントとしての素質が高いことが描かれている。
本編には直接登場しないものの、ねねねとは交流があり、ねねねが定期的に面倒を見に来ている様子が描写されている。
声優を務めた三浦理恵子の甘ったるい鈴転がしの声や、独特の気の抜けたような話し方は視聴者に強い印象を与えることになった。
R.O.D -THE TV-
舞台設定、および時間軸としては上述のOVAの延長上にある。
とある理由により姿をくらまして4年。今や大英図書館特殊工作部のエージェントでも、高校の非常勤教師でもない。30歳無職の独身女。
服装など外見のイメージは基本的に変わっておらず、部屋が本まみれなのも相変わらずである。
ぼ端から見ればダメ人間化が加速している気がするが、ある人物との約束通り、その人の身内の面倒を見ているなど義理堅い。
ねねねの話によると本を読んでいるか、寝ているかしか見たことがないと言う。
『私は読子・リードマンです。二度とその名で呼ばれるつもりはありません』
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