概要
元老院議官・渋海に雇われている暗殺者の1人。
ポニーテールの髪型と顔の縫い目が特徴で鎖分銅を駆使した長いリーチの戦法が得意。
鵜堂刃衛の同僚であり、彼が死亡した後に後任となっていた。
その一方では「暗殺組織の一番の使い手は俺だ」と豪語しながら自分の強さを誇示する等、自惚れが強く、実力が刃衛に劣っているようであり、新たに渋海に雇われた斎藤一からは「井の中の蛙」「かませ犬にもならない小物」と陰で見下されていた。
もっとも、赤末も当初から斎藤を毛嫌いしており、本来自身が請け負う予定であった緋村剣心の暗殺を(渋海の一存で)斎藤が担当した事で怒りを露にしていた。
劇中での活躍
食堂では暗殺の件で斎藤に難癖をつけていたが、表面上下手に出ていた斎藤から「剣心をおびき出して暗殺はそちらに任せる」という共同作戦を提案された際には利害の一致で合意していた。
だが、実際は力量を計るためのかませ犬として剣心と戦わされていたに過ぎず、いざ剣心に襲いかかった際にはあっさりと追い詰められていた。
そして、降参するフリをして両腕の隠し武器で不意打ちしたものの、所詮は悪あがきでしかなく、油断していたところを返り討ちにされて敗北。
その後、剣心と斎藤の戦闘を陰で見ていたが、その過程で斎藤が大久保利通と繋がっている事を知った途端に怖じ気づいて退散していた。
それらの顛末を渋海に報告し、身の危険を感じて上海へと逃亡しようと試みたが、直後に斎藤が現れて「上海よりも安全な地獄という逃げ場がある」と一蹴されながら首を斬り落とされて死亡。
その場にいた渋海も赤末の後を追うかのごとく斎藤に殺害された。
余談
斎藤に斬られる直前に「上海は安全」という旨の台詞を口にしていたが、その当時はある意味斎藤以上に危険な男が上海に住んでいたのが皮肉と言える。