概要
「Flex Comix ブラッド」「COMICメテオ」に連載されていた、『這いよれ!ニャル子さん』のスピンオフ作品。全5巻。公式コミカライズは全2巻なのに。
作者は星野蒼一朗。
原作者をして「星野先生は生き別れの兄さんなんじゃないかと思い始めてきた」「性的な意味でパワーアップしている」とまで言わせる程原作小説の雰囲気を踏襲しつつ部分的にパワーアップしている。アニメやコミカライズでカットされた下品なネタ(主にニャル子とクー子とルーヒー)が多いので、それらから入った人たちは注意が必要。
なお、単行本のレーベルが1巻がフレックスコミックス、2巻がFlex Comix メテオ、3巻以降はメテオコミックスと頻繁に変わっている。
登場人物
基本的には原作と同様だが一部オリジナル設定・オリジナルキャラも登場。
- ニャル子:這いよる混沌。原作・アニメよりも胸が盛られており、背も高い(ついには本人が作中で「アニメと違わないか」と発言するほど)。私服は年中オープンショルダーセーター。
- 八坂真尋:主人公兼ヒロイン。デレ多めだが攻撃性も増加傾向(女装まであった)。
- クー子:生ける炎。クール枠。原作小説同様の変態。
- ハス太:黄衣の王。真尋へのLOVEっぷりがパワーアップ。
- シャンタッ君:原作では短編に一回出てきたきりの幼女モードが頻出。ナッ子とは仲良し。
- 八坂頼子:邪神ハンターもしてるお母さん。
- ルーヒー・ジストーン:ナッ子の保護者。幼女好きで魔法少女…などある意味一番設定の変化が甚だしい人。流石にやりすぎたのか中盤以降では原作通りハス太君好き好きキャラに舵を切られたが、切られ過ぎて1日中ショタ漫画でセルフエステに走るなど危ない人に…。
- 暮井珠緒:ニャル子から乳の話題を聞かされて死んだ眼をした。
- 余市健彦:ご存知友人枠。
- クー音:原作者ですら「出しちゃいけないやつを出した」という旨の発言をするほどの御存じヒートの女。こちらでもシスコンっぷりをいかんなく発揮。ルーヒーは彼女を宇宙で唯一止められるらしい。
- ナッ子:オリジナルキャラクター。種族はナイトゴーント(雑魚戦闘員)。紆余曲折あって幼女の姿になりルーヒーと一緒に暮らしている。
- ニャル夫:野良ニャルラトホテプ。原作・アニメに比べ出番が非常に多い…が同時にそのたびに不遇な目(大部分は自業自得だが)に逢いまくっている。
- 銀アト子:ニャル子の親友で原作でも真尋から変態と呼ばれていたが、かなり悪化している。
- ノーデンス:同じ見た目の複数個体が頻繁に登場。商店街の店やら海の家やらなにかしらの商売をしている個体が妙に多い。