概要
CV:喜多村英梨
ライトノベル『這いよれ!ニャル子さん』の登場人物。
宇宙犯罪組織とニャル子に狙われる本作のメインヒロイン(男性だが)兼準主人公にして被害者。
クトゥルー神話に一通り目を通しているため、神話と現実のギャップにツッコミを入れることも多い。
ツッコミの際には、「いや、その理屈はおかしい」という口癖がでる。
またニャル子の多用するアニメや漫画ネタにツー・カーで返すほど、その方面の無駄知識に詳しい(これは彼個人がオタッキーなインドア派である他、両親の影響が極めて大きい)。
性格は基本的に温厚で面倒見もいいが、相手が地球的常識を振り切った宇宙人の場合はかなりキツイ一面を覗かせる。ニャル子やクー子に対しては0フレーム発生でフォークを突き刺しツッコむ他、容赦のない罵詈雑言を浴びせたり、寝床に潜り込んで抱き枕に擬態したニャルラトホテプを抱えて窓から投げ落とす等、近年のライトノベルでハーレムの中枢を担う男子学生主人公格のキャラとしては極めて異例な冷酷さやある種の嗜虐性を持つ。しかしあのニャル子たちと付き合っていくにはそれ位の気迫が無いとやってはいけない。
現にニャル子はラノベのハーレム物では異彩を放つ女性キャラ(あくまでも彼女は主人公であってヒロインに非ず!)である。
巻を追うごとにフォークの腕前は増していき、ダーツで矢の代わりにフォークを使用して最高得点を取ったことも。また、その威力も凄まじく、クトゥグアの無人砲台相手にフォーク4本を突き刺し倒したり、フルフォースフォームのニャル子にダメージを与えたりしている。
なお原作9巻では、彼の体質に関した宇宙人も羨むある秘密が判明する。
彼の両親は毎年新婚旅行で長く家を空けるため、料理などの家事は一通りできる。
また、後述するように設定上も美少年である。
ニャル子の好意については、「普通の人間だったら嬉しい」程度のもの。
ニャル子の本当の姿は知れたものでない上に彼女はクトゥルー神話の邪神であり、何よりどうしようもなくエキセントリックな性格ため、実際は迷惑がっている。
だが原作9巻で性格はともかくニャル子に好意を寄せられる理由を自分から作ったことが判明した。
デレのないツンといわれる(但し原作7巻にてニャル子が寝込んだ際は優しく看病しているため、完全にデレが無いという訳でもない)。
宇宙人達の個人的な事情に巻き込まれる生活にはウンザリしており、平穏な生活を取り戻したいと願っているが、八坂家にはニャル子のほかにクー子やハス太まで加わってしまい、目下頭痛の種。
しかし本心ではそんな賑々しい日常を愛おしく思っており、原作9巻で邪神たちが消失した際には彼女らを取り戻すため奮闘した。
最終巻ではついにニャル子と……!
4年と12巻をかけ、ようやく壮絶なツンデレラブ(クラフト)コメディの幕を閉じた。
以上より「家事は優秀」、「ツンデレ属性」、そして「女装(メイド服)がサマになっており」、「しかもツンデレメイドッぷりを披露」した点など、これでもかとメインヒロインとしての風格を漂わせている…男性の身にして、恐ろしい子である!
戦闘について
力不足を自覚しているため自分の意志で前線に出ることは少なく、不本意に巻き込まれた際も仲間をサポートする立場に回ることが多い。
フォークを用いた刺突や投擲の威力は凄まじく、またその扱いも常人を逸したものである。
しかしそれ以外にはさして特筆すべき技能があるわけでもなく、戦闘面では基本頭脳労働と戦闘要員達のモチベーションアップに貢献するのが主な役割。