逢魔の女王アルドラ
おうまのじょおうあるどら
アルドラはクイーンズブレイド過去2連続制覇の現女王。
『クイーンズブレイド』におけるラスボス的存在。
その出生は地上の最高宗教指導者である教王と冥界の魔王の娘の間に生まれた、呪われしハーフデーモン。
8年前に持ち前の召喚能力で呼び出した冥界の悪鬼デルモアと取引して、人智を超えた"石化邪眼"や"肉裂秘剣"などのさらなる強大な力を得た。
女王となった後は直轄の軍事力と暗殺団『牙の暗殺団』を強化し、力と恐怖で反対勢力を潰していく恐王となった。
女王・アルドラの目的は、幼い頃に放浪の生活をした際に生き別れになった妹を探し出すことである。それがアルドラの全てである。
妹を探しだし、何不自由ない生活をさせたい一心で女王となったのだ。
だが、国中を調べさせても、妹の手がかりは無い。
宮廷魔術師達は妹の死亡を予測しているが、時間を稼ぎながら女王が次の闘技会で敗れることを待ち望んでいるという。
元々は一般国民に対しては概ね善政を布いていたが、目的が果たせないまま、長らく悪鬼の力を使ってきたことにより女王自身は狂気に侵され始めている。
妹が何かの事情で姿を見せないと思い込み、妹から来た手紙だと白紙を眺めながら重臣に告げることもあるという。
彼女に力を与えた悪鬼デルモアは、その代償として生涯彼女に憑き続けることを要求した。
彼は不覚にもアルドラを愛してしまったのだ。
彼自身が地上界に何らかのの影響を与えることは基本的にはできないが、アルドラの傷を癒したり、耳元で愛を囁くことはできる。
アルドラには伝えていないが、人を愛した悪鬼は二度と冥界には戻れず、愛するものが死ぬと滅ぶ。
性格
女王としての威厳を持った性格をしており、その上頭脳明晰で政治力に長けている。
その為、一般国民に慕われる善政を敷いている。
その一方で、自分に危害を及ぼす者に対しては徹頭徹尾容赦なく潰す冷酷さも持ち合わせている。
しかし、前述通りに取り憑いた悪鬼の影響で、理性は蝕まれ始め、狂気に近い感情も出始めている。
その上最愛の妹が死亡したことが判明したら女王がどのような凶行に及ぶかわからない為、宮廷魔術師達からも危険視されている。
公式設定では、アルドラは最終的には今大会の決勝戦でレイナに倒されるというストーリーとなっている。
これで『クイーンブレイド』のストーリーは終幕となり、続編の『クイーンズブレイドリベリオン』へと繋がるのである。
また倒されたと同時に悪鬼デルモアの憑依は解ける。
その結果成長の止まった肉体は元通りに戻った。
詳しくは召喚士アルドラの項目を参照。
余談だが、主人公ではないにもかかわらず派生作品での形態が一番多いQBキャラである。
外見上の変化が著しいキャラの一人。
正中線が丸出しだった旧デザインに対し、アンリミ版では横が丸出しになっている。
常に王冠を被っているほか、眼帯も嘴型から十字型に変更され、悪魔の翼が背中から生えている。
デルモアに至っては性別すら違う。どうしてこうなった。