概要
初出は『真・女神転生デビルサマナー』で、種族は「邪龍」。
モチーフはインド神話に登場するとても長いナーガ・ラージャで、創世神話である乳海撹拌においてはシヴァによってマンダラ山を巻くロープとして使われてしまい、苦しさのあまり世界を滅ぼすほどの猛毒を吐いてしまった。
他のナーガ族との差別化からか、六本腕を持ち首が長いという姿で登場している。
種族最上位であることが多く、その実力は確かであり、初出の段階で「絶対零度」「毒の光」「スタンクラッシュ」と相手に状態異常を与えるスキルを持っている。
以降の作品でも多彩なスキルを持つテクニカルな上位悪魔として登場していたが、シナリオにはあまり絡んでこなかった。
なお『真・女神転生Ⅳ』においては「爆炎の東京」地上部に出現するが、天女アプサラスから依頼されるチャレンジクエスト「東京湾攪拌」でヴァスキの皮を手に入れるために狩られることになるなど神話に関わるようになってきた。
『真・女神転生Ⅴ』ではベテルインド支部に所属している(CV:小松史法)。
インド支部の代表である破壊神シヴァに代わり会議に出席する。
ベテル崩壊後は他の勢力と異なり、玉座を目指さず至高天へのカギの一つである「峻厳のカギ」を守りながら、シヴァが世界を破壊するための時間を稼いでいた。
仲魔にすると、状態異常の付与に優れるほか、氷結属性に適正を持つため、シヴァと戦う際のパーティに採用されることも多い。
『真・女神転生VV』の復讐の女神編でもカギを巡って争うことになる………はずだったが、主人公がヴァスキの下へ辿り着いたと同時に、どこからか現れたベルゼブブによって瞬殺されてしまう。
悪魔の裏庭での会話では、代表代理という中間管理職の立場にぼやいたり、「乳海攪拌の際に言葉の毒も吐いたかもしれない」と話す事もあるなど、ストーリーの扱いも含めてどこか不憫である……。
なお、発売前に行われた『真VV悪魔人気投票』では、なんと4位に輝いた。
現在はこれを記念したSNSアイコンや壁紙が配布されている。
インド神話が物語の根幹を成す『DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー』においては、ラストダンジョン「カルマ教会」の生命循環システム「サンサーラ」を守るボス悪魔で、全体氷結付与の「ヒーマアラーヤ」を持つ難敵である。
『ペルソナ3』『ペルソナ4』『ペルソナ5』でアルカナ「刑死者」のペルソナとして登場。
『ペルソナ5』では敵シャドウとしては登場せず、ナーガ+ナーガラジャ+アナンタの集団ギロチン(3体以上のペルソナを使った合体)のみで生成できる。