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金柑

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きんかん

柑橘類の一種。 低木に飴玉ほどの小さな実をたくさん付ける。 そのままでは苦みや酸味が強いため、蜂蜜や砂糖に漬けて食する。

金柑【きんかん】とは、柑橘類の一種である。

概説

ムクロジ目ミカン科キンカン属の植物

常緑低木で、秋から冬にかけて一口大ほどの小さな実を付ける。

原産は中国で、英名の「カムクヮト【Kumquat/Cumquat】」は、「金柑」の広東語読みに由来する。

日本には江戸時代後期に、中国からの難破船が静岡県清水港に漂着し、それを救った礼として「金柑の砂糖漬け」が贈られ、試しにその金柑の種を蒔いてみたところ発芽し、その成木が全国に広まったとされている。

産地は宮崎県がトップで、年間出荷量の1/3前後を占めている。

実が小さいため、丸ごと、もしくは皮だけを食する。

実の酸味と皮の苦みが強いため、多くは蜂蜜砂糖に漬けたり、甘露煮にして食する。

生薬としては喉の薬として知られ、現在ではのど飴(特にノーベル製菓の『はちみつきんかんのど飴』)として親しまれている。

余談

成熟した雌鶏から取れる食材の一つに、卵殻と卵白が着く前の裸の卵黄「キンカン」が存在する。

金柑のように赤く光って禿げた頭のことを「金柑(きんか)頭」と呼ぶことがある。戦国時代の人物・明智光秀は、主君である織田信長から金柑頭と罵倒されていたと伝えられており、これが謀反のきっかけとなったする説もある。

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