概要
劇団創作座に所属していた元子役。
1948年の佐々木啓祐監督のトーキー映画『鐘の鳴る丘 隆太の巻』などに出演していることから、早い時期から俳優として活動を開始していた。
1954年の映画『ゴジラ』では大戸島の新吉少年を演じ、それ以後も東宝製作の映画に多数出演していた。
1957年の映画『青い山脈 新子の巻』を最後に活動が確認されておらず、引退しているものと思われる。
1995年の『ゴジラVSデストロイア』製作時に新吉を再登場させるべくスタッフが捜索したものの、連絡が取れず映像加工した写真での出演となった。
ファンの間では『ゴジラ』の主要キャストがほぼ鬼籍に入っている中子役だったことからまだ存命なのではないかと囁かれているが、以後の消息は現在も不明である。
主な出演作品
- 『鐘の鳴る丘』シリーズ(松竹):桂一
- 『鐘の鳴る丘 隆太の巻』(監督:佐々木啓祐、1948年11月29日公開)
- 『鐘の鳴る丘 修吉の巻』(監督:佐々木啓祐、1949年2月1日公開)
- 『鐘の鳴る丘 クロの巻』(監督:佐々木啓祐、1949年12月公開)
- 『続思春期』(監督:本多猪四郎、1953年7月1日公開・東宝):松下善助
- 『さらばラバウル』(『さらばラバウル 最後の戰闘機』)(監督:本多猪四郎、1954年2月10日公開・東宝):矢田二飛曹
- 『ゴジラ』(監督:本多猪四郎、1954年11月3日公開・東宝):山田新吉
- 『驟雨』(監督:成瀬巳喜男、1956年1月14日公開・東宝):そばや
- 『妻の心』(監督:成瀬巳喜男、1956年5月3日公開・東宝):店員B
- 『不良少年』(監督:谷口千吉、1956年6月1日公開・東宝):少年院の宏
- 『山と川のある町』(監督:丸山誠治、1957年2月12日公開・東宝):笹山
- 『青い山脈 新子の巻』(監督:松林宗恵、1957年10月27日公開・東宝):学生D