「俺は黒十字軍の鉄ワナ仮面だ!もう一歩のところで、非常に悔しいぞ‼」
登場話:第50話「青い翼の秘密!危うしバリドリーン」
概要
モチーフは「鋼鉄軍団」所属っぽいが、実際にはエレキ仮面と同じく「噴火軍団」に所属している。
毛皮で出来た服を着用しており、腰に大きな刀を装備しているなど、山賊を思わせるワイルドな容姿をしているが、心理的な罠を仕掛けて相手を追い詰める事を得意とする策略家で、「罠を仕掛けている時が俺の生き甲斐」と豪語する自信家でもある。
その使命は偽のバリドリーンを使って本物に有らぬ裏切りの汚名を着せて出撃不能状態に陥らせた上で、バリドリーンの設計した科学者を誘拐してその秘密を解明する事で、その一環で人間態の姿で講釈師(画像の車の上)として活動し、バリドリーンの悪評を言いふらしたりするなど、暗躍していた。
なお「世界一異常なコレクター」を自称する蝶コレクターで、自身のアジトに設けられた自室には蝶の標本コレクションが所狭しと飾られており、バリドリーンの入手に拘るのもこのコレクター気質から来ている(ちなみにこの事が後に自身の墓穴を掘る事となる)。
武器は腰に下げている刀で、その他地面に罠を仕掛けたり、地面に潜って自身の頭を罠として使用する事ができる。
頭の罠は『ウルトラブルーチェリー』の矢を挟んで受け止める事ができる程に精密に動かす事ができるが、この部分が閉じてしまうと目が見えなくなってしまうという弱点を抱えている。
最終決戦ではこの弱点を突かれて放たれてアオレンジャーの『トリモチチェリー』で目を塞がれ、更に自身の仕掛けた罠に引っかかり、動けなくなるというヘマをやらかしていた。
最後は『ゴレンジャーハリケーン“バタフライ”』で爆弾が変化したレアなチョウチョを見てコレクター魂に火がついて思わず追いかけてしまい………。
「おおっ!?バ~タフラ~イ!これは珍しい、これは珍しい蝶々だぞ‼」
「ちょうちょ~、ちょうちょ~!待て待て、コレクションの一つにしてやるぞ‼」
「ちょうちょ~、ちょうちょ~、おい待てこら‼」
「うっ!目、目が見えん!!!」
蝶々が突然鉄ワナ仮面の顔に張り付き、慌てふためきながら爆死するという色々と考えさせる最期を遂げた。
余談
ちなみにバリドリーンを設計したのはコンピューターであり、設計図も機密漏洩を防ぐために焼却処分されている為、前提から既に計画倒れだった事が劇中で明かされている。
デザイン画にはマタギの一句が添えられている。