概要
JR四国の鉄道路線の1つ「予土線」は、1914年に前身の「宇和島鉄道」によって宇和島駅~近永駅間が部分開業し、国有化後の1984年に全線が開通。
2014年は部分開業100周年、全線開通40周年を迎えることから、利用促進も兼ねて(「海洋堂ホビートレイン」に次ぐ)観光列車第2弾として制作された。
2014年3月15日に運行開始。
「新幹線の父」と称された第4代国鉄総裁・十河信二(そごう しんじ)が愛媛県出身であったという縁もあり、「鉄道ホビートレイン」は既存のキハ32形(キハ32 3号)を改造して「0系新幹線」をモチーフにしたデザインへ変更。
車内に0系の転換クロスシートや鉄道模型の展示スペースを設けたほか、一方の先頭部に0系風に魔改造した。ちなみに反対側は0系の顔をペイントしただけで無改造。
警笛も新幹線用のダブルホーンを装備しており、ちぐはぐな見た目に対し意外と手が込んでいる。
余談
- JR四国管内に新幹線が走っていないことも相まって「四国新幹線」と呼ばれることがある。
- その強烈なデザインから人気が高く、ローカル列車の割に模型化に恵まれている。運行開始翌年にはマイクロエースから完成品Nゲージが発売され、即完売した。後に再生産されるがやはり即完売。更にはタカラトミーからプラレール及びカプセルプラレールも発売されている。
- アニメ「新幹線変形ロボ_シンカリオン_THE_ANIMATION」にも本車両が登場。第35話にて1カットのみ出演した。尚、鉄道ホビートレインは新幹線ではないため、公式でシンカリオン化されることは無かった。当たり前だが・・・。