CV:無し
登場話:第15話「レッドが二人!!」
概要
シドンの花が銀帝軍ゾーンの手によって悪魔の植物へと変貌した姿。
巨大化獣ゴルリンと融合した際にはベースとなったゴルリン13号の全身に緑の蔦が巻きつき、胸部にシドンの花が大きく咲いた外見となっている。
植物らしく蔦をムチにして打ち据えたり、蔦で絡めとって拘束するのが主な攻撃パターンで、更に特殊なバリアで相手を閉じ込めることもできる。
劇中ではガロアが因縁のある学を誘き寄せるために蔦で無関係の女性を拘束。ファイブレッドとガロア両名をバリアに閉じ込めてのデスマッチを促した。
また、ゴルリンに吸収されるまでもなく自力で巨大化できる点も見逃せない。
シドンの花自体が星川一家にとって「掛け替えのない思い出の花」である手前、それをこんな怪物に変えてあまつさえもガロアとの決闘のダシに使う行為は、ファイブマンにとって「大切な物を汚す最低最悪の冒涜行為」なのは言うまでもない。
活躍
銀河皇帝メドーが目から発射した光線を浴びて生み出されると、ガロアの元へ学を誘き出すために一般人の女性を襲って拘束する。
その後、女性を囮にファイブレッドが現れると、ファイブラスターで女性を救出されるもすぐさまレッドに襲い掛かり、ガロアとレッドを専用のバリアに閉じ込めてのデスマッチを成立させた。だが、ガロアと戦っていたレッドは実は健が変身した影武者であり、学の強化スーツの分析の時間稼ぎが目的であった。
もっとも、ガロアに追い詰められて健がピンチに陥ったために学はその場に急行。それを受けてシドンデモンはバリアを一旦解除し、学と健を入れ替えてデスマッチを再開する。
ガロアの圧倒的なパワーに追い詰められるレッドだったが、直前にアーサーの告げた「柔よく剛を制す」という言葉を思い出すと、相手のガロアハリケーンにわざと吹っ飛ばされると同時に木にぶつかるも、その反動でガロアに向かって行き、両足で彼の剣を受け止めた。そしてVソードをガロアの頭に叩き込み、反撃してVソードアタックを喰らわせ、デスマッチを見事に制したのだった。
「おのれ…、また同じ所を…!」
かつて子供だった学にレーザーガンで撃たれたのと同じ箇所を攻撃され、屈辱に打ち震えるガロアはゴルリン13号を召喚。巨大化したシドンデモンはゴルリン13号に絡みつき、ファイブマンを踏み潰そうとするも、相手が間髪入れずにファイブマシンを発進させたため、そのままファイブロボとの巨大戦へともつれ込む。
相手のパンチに殴り飛ばされるゴルリン13号だったが、負けじとシドンデモンの蔦を振り回して叩きつけ、更に触手のように伸ばしてファイブロボを締めつける。
するとレッドはブルーに操縦を任せ、ファイブロボの頭上に乗り上がると、シドンデモンに飛び掛かり花弁を切り落とす。
「シドンの花よ…、許してくれ!」
そしてVソードアタックでシドンデモンに止めを刺し、ファイブロボも超次元ソードでゴルリン13号に止めを刺して爆砕するのだった。
「いつの日か、必ず俺達の手で正しく咲かせてみせる!」