概要
「闘将!!拉麺男」の主人公ラーメンマン(美来斗利偉・拉麵男)が持つ、超人拳法を極めた者が持つ事を許される秘伝書。
その中には「超人一〇二芸」と呼ばれる、過去1400年間の超人拳法の使い手が生み出した技・兵法が記されており、一人であっても何万の軍隊をも倒す事が出来るという。それ故に、その極意書を狙って私利私欲に利用しようとする悪党や拳法家が現れるため、極意書を持つ者はそれを守る事が義務付けられている(正しい事に使う場合には教える事が出来るため、弟子のシューマイにも習得する機会がある)しかし、もし極意書を失ったり奪われたりした場合は、超人拳法を使う事は許されず、両手を縛って拳を封じなければならないという戒律がある。
また、超人一〇二芸を記した先は白紙状態となっており、伝承者はその意味を探すことになる。それは過去の伝承者同様に独自の技を磨き上げて書き記すという意味が込められている。後にラーメンマンは苦闘の末に、一〇三番目の技「機矢滅留・苦落血(キャメルクラッチ)」を生み出すことになった。
一方、過去の拳法家の霊魂で織り上げた布で作られた極意書は、体に巻き付ければ道着になる、水の上に輪のように広げれば船になる、他にもヌンチャクになったり槍の様に敵を突き刺すことが出来たりと、正にゆでワールドの見本市のような極意書でもある。
主な超人一〇二芸
主な技
百歩神拳、百戦百勝脚(その八)、打穴三点崩し、烈火太陽脚(その八十二)命奪崩壊拳(その七十二)など様々な技が記されている他、酔拳、蟷螂拳なども含まれている。
- 一例・頭骨錐揉脚
端緒においては 疾風巻くが如くに駆け
弐諸においては 蛟龍昇るが如く翔び
参諸においては 長江の渦の如く体をひねり
四諸においては 浮舟の如く空にとどまり
五諸 下降においては 五体の力すべて水月に置き
六諸においては 敵撃ちし瞬間 水月の力 踵に換えて回転さす
以て闘龍極意 頭骨錐揉脚と成す
兵法
- 超人説法その一:戦いをするのもまず完全な準備をすべし
- 超人説法その二:敵を一望できる所に拠をかまえるべし
- その八:多勢を相手にする時はその中の実力者、大将のみを狙え
- 戦いの書・第四項:自然は万の軍隊よりも強し。少人数で軍団にいどむ場合、おおいに自然を活用すべし。自然はどんな近代兵器よりも恐るべき効力を発揮するだろう
(超人説法その三にも「自然の力をフルに活用する事」と同じ事が記されていた)
頂上拳
極意書には示されていないが、極意書の超人一〇二芸を潜り抜けてきた者だけが習得できる超人拳法の頂点ともいえる奥義「頂上拳」がある。それを極めたものは神にも悪魔にもなれる善悪自在の拳とも言われ、人格が適正でなければ習得が許されない技である。しかし、そこで人格が認められ習得した3人が凶悪化し、結局3人を井戸に封じ込め「地禁門」として立ち入り禁止として同時に頂上拳の取得を禁止した。
ところが後にその「地禁門三悪人」が復活してしまい、ラーメンマンは三悪人に対抗すべく頂上拳の修行をする事になり、百歩神拳の改良型で五獣百歩拳の一つ「猛虎百歩拳」を習得した。
余談
キン肉マンでのラーメンマンとここでの「拉麺男」は一応パラレルワールドで直接の繋がりはないとはしてあるものの、「ラーメンマン」も超人拳法の伝承者であり、キン肉星王位争奪編では百戦百勝脚や回転龍飛脚、烈火太陽脚などを使用している。
「キン肉マン」でのラーメンマンは「千の技を持つ男」と呼ばれているが、一応「闘将!!拉麺男」ははるか昔の物語なので、超人一〇二芸からさらに技が極意書に書き記されて「超人一〇〇〇芸」ぐらいになっている可能性はある。ちなみに完璧無量大数軍編では回想にてラーメンマンも「拉麺男」と同じく「中」の文字を額に焼き付ける最終試験シーンがある。
なお偶然だろうが、拉麺男のアニメOPの歌詞には「千の強さへと続く」とある。