カードとしての能力
雷鳴の守護者ミスト・リエス 光文明 (5)
他のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引いてもよい。
※2009年4月15日~2016年2月1日まで殿堂入り
概要
聖霊王アルカディアスや悪魔神バロム、アストラル・リーフのように、今でも有名なカードが次々と登場したDM-04で初登場。他のクリーチャーがバトルゾーンに出ただけでカードを引けるため、手札を減らさずにクリーチャーを展開することが出来る。
もちろん、相手のクリーチャーが出された場合でもカードを引けるので、例えばフレイムバーン・ドラゴンを出されて除去された場合でもカードを1枚引くことが出来る。
バトルゾーンに存在していれば、手札補充効果によって勝敗を左右する効果を持っているため、初登場の時から、主に水文明が入らないデッキで活躍していた。種族デッキの【ガーディアン】はもちろん、【白緑ビートダウン】や【白黒緑コントロール】などにも、このカードが採用されていた。
DM-29で登場したシノビとの相性も非常によく、マナを使わないニンジャ・ストライクで防御しながらドローすることも出来た。DM-30では、類似効果を持ちながら、除去耐性があるハッスル・キャッスルが登場したが、相手の展開には反応しない点で差別化は容易であったことから、【白黒緑コントロール】では両方採用されることもあった。
また、ギャラクシーマスターリーグ2008優勝デッキである【ギャラクシーコントロール】に4枚投入される実績を残している。
2009年4月15日に殿堂入り。しかし、これを中心としたデッキは弱体化したが、1枚でも十分な強さを持っている上に、さらにあのエンペラー・キリコ対策(ソリティアが途切れた時に、10枚以上ドローしたカードで逆転を狙う)として使われたこともあった。
……ところが、超次元呪文、特に超次元ボルシャック・ホールや超次元ミカド・ホールが登場し、それらの採用率が上昇すると、このカードの期待値や信頼性が低下。その後は環境の高速化などでクリーチャーコントロールが環境から遠ざかり、殿堂入りの存在感が失われていた。このようなことから、2016年2月1日に殿堂解除されている。
現在は、多色&自分のブロッカー限定だが、(ブロッカー持ちなので)自身を出した場合でもカードが引ける上にパワーが高い知識の精霊ロードリエスや、自分のメタリカ限定になったとはいえ、1コスト軽く、こちらも自身を出した場合でもカードが引ける龍装者バーナインのようなライバルの存在が大きい。そのため、活躍の居場所は、現時点では【白単天門】のような光を主軸にしたデッキに限られる。
余談
デュエプレにも、第1弾の時から登場している。但し、「自分の手札が5枚以下」という制約が加わっている上に、ドローが任意から強制へと変更されているため、山札のカードの枚数が少ない時に相手のクリーチャーを出されてしまうと、場合によっては山札切れになる危険性が出るようになったこともあって、弱体化している。ちなみに、アンコモンでの収録が多かったTCGとは違い、最高レアであるスーパーレアでの収録だった。
ちなみに、このカードと対となっているクリーチャーは闇文明の屑男(他のクリーチャーが破壊された時にカードが引ける効果を持つ)だが、条件的には圧倒的にこちらの方が楽で使いやすかった(そのため、あちらは後に封魔妖スーパー・クズトレインとしてリメイク化され、パワーも上昇している)。