電子戦機

でんしせんき

電子戦機とは電子戦の目的を達成する事を主要任務とする軍用機の事。

電子戦機とは、軍用機の一種であり、電子戦に対処する事を主な任務とする航空機を指す。

電子戦は電波によって相手の通信や捜索能力を低下させる「電子攻撃」、電子攻撃や探知を低減する「電子防護」、相手の使用する電磁波に関する情報を収集する「電子戦支援」の３つに大別される。この何れの目的に供用する航空機も電子戦機と呼べるであろうが、少なくとも電子防御は電子戦機以外のそれぞれの兵器においてソフトウェア的に対守するのが主となる。また、電子戦支援を行う軍用機は電子偵察機とも呼ぶ。電子攻撃を主要任務とするのが狭義の電子戦機である。

電子戦機が用いる電子攻撃の手段としては、相手の通信機器やレーダーより強力な電波を発生したり、欺瞞電波により、入手する情報を欺くこともある。場合によっては、高出力の電磁波によって妨害対象を物理的に破壊することもある。なお、電子戦の技術は現代において戦局を決定的に左右する威力があるので、各国とも機密となっている部分が多い。

• EA-6B（米）
• EA-18Gグラウラー（米）（豪）
• EP-3（日）
• MiG-25BM（露）
• J-16D（中）