概要
クルル以外のケロロ小隊がそれぞれのペコポン人と会ったあと、クルルは相方の学校を基地にしようとした際に睦実(サブロー)と出会い、睦実とカーチェイス(サブローと実体化ペン)勝負をし、それを通じて相手のことを気に入り、事件の後二人は仲良くなった。
お互いは相手を利用しているだけと言っているが(実際にケロロの作戦や思考の際、睦実・サブローが出ていることも多く、漫画では睦実がクルル関連のネタを披露していることもある)、割といいコンビでもある。また、二人はどちらも面白い物好きでトラブル&アクシデント派。原作ではどちらも頭が破格的に良いという共通点も。
なお、クルルが日向家の地下基地で活動をしていることが多く、相方のもとにいるのが少ないからか、二人にまつわるエピソードは少ない。(特に原作ではこれが顕著で、マンションに住んでいる・芸能活動が多いと、睦実の詳細がはっきりしているのが影響して、よりエピソードが少ない)
しかし、アニメ第229話の「サブロー&クルル 静かな戦い であります」は電波コンビ好き必見でこの二人の絆の深さが窺い知れる事や超劇場版ケロロシリーズでは、お互いに前線で戦うケロロ達を二人で協力してサポート、3の天空大決戦での出来事になるが、サブローがダークケロロによる『平伏せオーラ』の電波発生装置破壊を試みるが失敗、「悪い、クルル。しくじった」と謝罪を送ると、あのクルルが「了解、あんま無茶すんなよ」と心配したり、平伏せオーラに対抗するためのサブローが作成した『メカクルル像』のデザインを見たクルルは「ククッ、イカしたデザインじゃねぇか」と素直に賞賛するなど漫画以上に二人の絡みが追加されている。
実体化ペン
主に睦実(サブロー)が使用しているペン。そのペンで物を描くとそれが実体化し、描くものもそのまま絵で書いたり文字で書いたりしても効果を発揮する。また、ペンに描かれるものも紙だけにあらず壁や虚空に描いても可能となる。やろうと思えば武器の量産が簡単になるため、侵略の手助けにも大きく貢献してくれる。
睦実(サブロー)の立場の関係上、実体化ペンも原作やアニメで扱いが異なる。
原作
クルルと睦実が初めて出会った時には使用されていないが、クルルが睦実にケロロ小隊のメンバーの捜索を依頼する代わりに実体化ペンをそのまま睦実にプレゼントした。
開発が困難である描写は存在せず、227話ではそのペンを欲しがる新ケロロに対して「K-STYLE」を使って開発するよう勧めた事もある。同話では下位種と言える「試作型 実体化ペンクレヨン」が登場しており、新ケロロはケロロ軍曹の手助けの為に地球そのものを出そうとしたが、その名通り試作型で効力に劣るためペンそのものと共に壊れてしまった。
(なお、208話ではブラックスターが「クルル少尉の特許兵器『実体化ペン』」と、実体化ペンを使っている睦実に言うシーンがあるが、上記の「少佐」のミスか、クルルが少尉時代の時に実体化ペンを作ったのかは不明)
アニメ
当初は白と黒の2本存在しており、その内の白いペンがサブローに奪われお互いの実体化ペンを用いた戦闘が行われたが、クルルの実体化ペンで出した宇宙植物がクルルに歯向かうのをサブローが助けてあげたのをきっかけに、白い実体化ペンをそのままサブローにプレゼントする形で譲ってあげた。ちなみにクルルの黒い実体化ペンはタママのタママインパクトによって焼失してしまっている。
白いペンは「326」、黒いペンは「966」の数字が書かれており、またユーザー認証機能が存在しており登録した人以外が使おうとしても反応しない。また、原料のひとつに「コレデナイト」が必要となるが、希少な鉱石であるため量産が出来ないという。
クルルと芸能人「623」
アニメ版では「623の正体がサブローである」ということを知っているのは彼のみであり、623の正体をバレないようにするためにクルルが作った発明品で阻止することが多い。クルル自身は623の正体をそこまで隠したがっていたり、バラしたいと思っているわけではなく「なんとなく面白そうだから」という理由で協力しているらしい。第82話では、623の正体バレを阻止するため審査員の好みを調べ上げてからオーディションに向かいクルル子に変装(当然ケロロたちはクルル子の中身を知っている)し、見事阻止した後、ラジオ番組で623の正体を言おうとしたが、彼の嫌味な性格で結局言わなかった。