概要
『風浜電子探偵団事件ノート』とは、松原秀行による推理小説(児童書)のシリーズ名。
ハンドルネーム「ネロ」が出題した問題に正解した小学生5人がネロの勤務先「ベーカー街」を主な活動拠点としてネロとメンバー間での他愛ない謎解きやネロが懇意にしている刑事が出した刑事事件の推理を行う。
作品解説
1995年の第1作『パスワードは、ひ・み・つ』から2022年7月現在も連載中。
元々はパソコン通信探偵団事件ノートだったが2011年から本記事の風浜電子探偵団事件ノートに変更される。
パソコン通信時代に遡る長年の連載からか用語を時代の流れに合わせた新版が刊行、また著者松原の高齢もあるのか2017年12月に『パスワード パズル戦国時代』が刊行してからは本編の連載が停滞している。
登場人物
主人公。
ケーキ屋の一人息子。
5人の1人で2番目に入団。
秀才で皮肉屋。
5人の1人で3番目に入団。
マラソンが特技の体育会系。
暗号の解読推理が得意。
5人の1人で4番目に入団。
大柄な体躯。
将棋が得意でギャグを活かした推理が得意。
5人の1人。
フランス人形のような容姿。
想像力豊かな所謂「不思議ちゃん」だが、その類まれな想像力を活かした突飛な推理を披露しマコトたちを幻惑する。
マコトの両親からはマコトが紹介する度に)将来の花嫁と誤解を受け(特に母親が)マコトを困惑させている。
ネロ
5人のまとめ役。
本名:野沢レイ。
喫茶店「ベーカー街」を経営。
昔は凄腕のプログラマーだったがとある一件により嫌気を差し退職。
昔取った杵柄を利用し築いたコンテンツをもってマコトたちと出会う。
飛鳥の推しのアイドル。
とある出来事でマコト達5人と知り合ったのを縁に交流して行き、『パスワード 東京パズルデート』の一件で6人目の電子探偵団になる。
その他の登場人物
内山太一
レイとは学生時代からの知り合いで森崎署の刑事。
主に窃盗や詐欺などの犯罪を担当している。
電子探偵団の遭遇した謎から犯罪が発覚した際にレイが協力を求める人物。
電子塾の経営者。
レイの2学年上の中・高時代、部活の先輩(部長)だった。
シャーロック・ホームズの兄・マイクロフトのひ孫に当たる少年で、シャーロックは大大叔父にあたる。
灰色の目をもち日本語に堪能。また英・仏・伊・独・西の五か国語に通じている。
カトーという日系人の執事がいる。
風浜最強のスケ番といわれる合気道の達人。
相手を竜巻のように投げ飛ばすことから「竜巻お竜」と呼ばれ恐れられ、親の言いつけや宿命には逆らうマコトも彼女には逆らえない。
マコトが思わず見とれるほどの美人。
聖バルタン女学院中学で竜子の同級生。
スカートが長い以外は一見するとスケ番には見えない日本人形のような黒髪ロングの美少女。
竜子とは親友でライバルでなぎなたの名手かつ「朧心影流体術」の継承者で、竜子と対抗できる強さを持ち、本気を出せば有段者でも瞬殺できる。
宝塚少女となったまどかに懐かれている。
ヤギのようなギョロっとした目が特徴の紅茶博士の異名を持つ大学院生。
紅茶に造詣が深くネロ不在時には代理で店主を務めた。
ラ=メール洋菓子店勤務。
中学生編にて登場、通称はジンさん。
竜子とは年の差カップル。
竜子といると面白いことが絶えないと言うなど仲は良好。
近頃マコトの父親の影響からかギャグっぽい発言をすることも。
別名・表記ゆれ
関連タグ
日常の謎:著者松原から明言はない