概要
ロベルト十団のメンバーの一人で、切り込み隊長的存在。旧来の十団メンバーでは珍しく、植木や佐野から敬遠されてるわけでもなく、かといってロベルトに反抗的でもないというスタンスのキャラ。
鬼ヶ島学園中学2年。実は外国人であり、本名は不明。一人称は「拙者」で、侍(忍者?)に憧れているらしく、全身を黒タイツのようなもので覆い、素顔を隠しバッファローのような角を備え、学生服の下に鎖帷子を装備している。アニメによると桃が好物。
人物
見た目は寡黙そうだが天然ボケな性格をしており、その性格が災いしてか、マルコの料理の称賛の同調を求めた明神に対し、「食事など、腹に入ればどれも同じであろう」と言った際にマルコが暴れだすことに明神、鈴子は危惧していた。しかし、悪意のない発言こそすれど、戦闘時に迂闊な行動や慢心などをしている様子はなく、木に潜んでいた敵対者への迎撃や、下記の防具による防御などをこなす、強かさを持っている。
また、天然ではあるものの性格自体は悪い方ではなく、能力者バトルのためとはいえ、第三者や新参者などを必要以上に怒らせては自ら墓穴を掘るようなものが多い十団メンバーの中では、幾分か良識的。
植木の入団テストでは原作では最後の見張り役を務め、植木が「人間ではない(=天界人)」ことを部分的に見抜いて言及した人物でもある。
装備している鎖帷子は植木の鉄でも傷一つ付かないほどの衝撃を吸収するほどのものだが、単に鬼自身の体が丈夫なだけなのか、覚醒した植木の快刀乱麻(ランマ)には簡単に切り裂かれてしまったため、単に「コスプレ用の鎖帷子なのではないか?」という疑問もある。(もっとも、気絶後も後遺症らしき描写を見せず、異文化交流などをしていたので、只の張り子でもない模様。)
マルコを倒した治療中の植木達を明神とベッキーと共に戦うが、復活した植木の快刀乱麻で倒される。
作者の2番目にお気に入りのキャラであり、その後も番外編によく登場する。
映画館でチケットを買う際に中学生だといっても信じてもらえず通報されたり(後に誤解が解ける)、銭湯に入った際、周囲のおっさんたちに巨根であることを称賛されて「拙者、ピュアボーイでござるよおー!」と喚いたり、ドラマCDでは繁華街に赴いてお茶しに来た際、悪質な客引きに遭ってSMクラブで女王様にムチで叩かれたりするなど、散々な目に遭う。
おまけに、自分のことを棚に上げているとはいえ、「自分の素顔をさらけ出すべき」と元仲間に言ったり、アレッシオの夢を忘れて「メガネ屋さんになることだろう」と決めつけたところ、それがあっていたり、自分に語ってくれた十団に入団してかなえる夢を思い出させるなどしていた。(ただ、元仲間の原作中の行動や目標も大概な者もいたため、彼の元仲間への指摘は強ち的外れでもなかった。)
ドラマCD『容疑者・植木耕助の法則』では、植木達に素顔を見られた上に、鈴子のことが好きだったということを告白した。
能力
背中の竹光を抜刀すると同時に大鋏に変える。十団を追跡した能力者・神楽との戦いでは、能力を使うまでもなく圧倒するなど、個人の能力は十分に高い。テンコいわく天界人でいえば五ツ星レベルで、十団メンバーでは比較的珍しい近接戦向けの能力でもある。
だが、回復した植木の急激な身体向上と、三ツ星神器・快刀乱麻には及ばなかった。
また、十団裏切り行為を働いた者への罰やバトルのためとはいえ、鈴子を両足で蹴り飛ばしたり、大鋏の能力でツインテールを切断するなど、過激なことをやってのけた。(もっとも、明神が鈴子に対して行った、つれ回し行為なども大概なので五十歩百歩ともとれる。)
関連タグ
神楽……鬼自身が倒した能力者。