概要
同人ゲーム『うみねこのなく頃に』に登場するキャラクターを描いた肖像画風のイラスト。
pixivにおいては『うみねこ』以外のエンターテインメント作品のキャラクターがこの肖像画を模して描かれることもある。
本記事では原作に関する記述を行う。
本編に登場する『魔女の肖像画』
『うみねこ』のストーリー上においては、魔女ベアトリーチェの肖像画を指す。
作中に登場する大富豪『右代宮家』の本家屋敷に存在し、玄関ホールと当主金蔵の書斎に掲げられている。
金髪碧眼の気品溢れるドレス姿の貴婦人が描かれており、これこそが右代宮家に伝わる魔女の姿とされている。
肖像画の下には石碑が置かれているが、そこには肖像画の説明ではなく謎めいた暗号文『黄金の碑文』が書かれている。
本編ストーリーでは、魔女の肖像画は一種類しかないかのように書かれているが、特定のEPでは別の絵が描かれた肖像画が突然画面上に出現するという謎めいた演出がとられることがある。
この演出の正体に関しては『何かが起きて肖像画の絵が変化した』『実は肖像画は複数あった』『登場人物が抱いた妄想を表した』など、プレイヤーの間で様々な考察が存在している。
ちなみに肖像画のイラスト制作は、『うみねこ』全般の作者である竜騎士07ではなく、専用の担当者『江草天仁』が担当している。
江草天仁氏はうみねこの製品版である『うみねこのなく頃に~魔女と推理の輪舞曲』でおなじみの株式会社アルケミストの社員でもある。
ゲーム宣伝用イラストでの『魔女の肖像画』
原作のうみねこは、新作EPのタイトル発表と発売ブースの詳細と共に、そのEPの重要キャラクターが肖像画の形で公開されるという仕様をとっている。
以下にそれぞれのEPの宣伝用肖像画と、そこに描かれているキャラクターの名前を記述する。
EP1 Legend of the golden witch
ベアトリーチェが描かれている。構図は本編の肖像画と同一。
ベアトリーチェ。
ただしEP1とは異なり、ドレス姿から若干露出の高いラフな服装となっており、公開時に初めて見たプレイヤーはそのギャップに驚いた。
EP3 Banquet of the golden witch
新たなる魔女エヴァ・ベアトリーチェが描かれている。
EP4 Alliance of the golden witch
出題編における最終作故か、ベアトリーチェを筆頭とする人ならざる者達の集団が描かれた巨大な肖像画となっている。
イラスト内では肖像画の人外達が絵の中から実体化し、主人公ポジションである右代宮戦人を束縛しようとしている。
展開編『うみねこのなく頃に散』
※一部リンク先にはネタバレを含みます。
古戸エリカの姿が描かれている。
公開当初は名前までは明かされていなかった為、プレイヤー達によって『肖子』や『散子』なる名前で呼ばれていた。
無限の魔術師の姿が描かれている。
後述のEP7・EP8に並ぶ、男性が描かれた数少ない肖像画。
EP7 Requiem of the golden witch
ウィラード・H・ライトと右代宮理御が描かれている。
EP5と同じく発売前は便宜的な呼称として『イトミミズ』『絶壁さん』なる名前がプレイヤーに付けられていた。
EP8 Twilight of the golden witch
右代宮家の一族とベアトリーチェ・カスティリオーニが描かれ、その肖像画を右代宮縁寿とベアトリーチェが見上げている。
また肖像画の前に魔女ベルンカステルとラムダデルタが浮遊(肖像画から実体化?)している。