「星降りの大会・レジェンドの開幕だ!」
概要
『ドラゴンクエストモンスターズテリーのワンダーランド3D』の登場キャラクター。
オリジナル版には存在しない、リメイク版における新キャラであり、本作のED後のストーリーの中核を担う。
赤肌と長い銀髪の剣士。二刀流。外見は人間に似ているが、種族はドラゴン系であるためドラゴニュートのようなものだと思われる。
少年ないし青年のような容姿をしているが、作中の描写から年齢は最低でも四百歳以上であることがわかる。
魔戦士の名前はおそらく全員オリオン座の星名が由来
とされているため、α星の「ベテルギウス」と推測される。
樹上の国を支える力を生み出すという「精霊石」を手に入れるため、テリーたちの前に突如現れた、魔物だけが住まう「ジュヒョウの国」の王族にして指導者。
部下に氷の魔人「アルゴ」、猫耳獣娘の「ヴェーラ」、脳筋の魚人「ホゲイラ」、骸骨の老魔導士「サイフォン」に加え、執事のセバスチャンがいる。
詳しくは「魔戦士」の記事を参照。
ちなみに魔戦士の中でも小柄で、女性であるヴェーラより小さい(が、テリーら人間に比べると長身である)。
400年前、部下サイフォンが「ジュヒョウの国を恐ろしい凶魔獣が滅ぼす」という予言書を発見。
滅びの運命に抗う強大な力を手に入れるためにルギウスは魔戦士を最強のモンスターに変えるという禁術を受けるが、術に耐え切れないことに気づいた彼の兄である「魔戦士メイザー」がルギウスを庇い、結果巨獣と化してしまう(前述の胡散臭い予言における「凶魔獣」はまさにこのメイザーのこと)。
この兄を救うために精霊石の力が必要であり、星降りの大会100回ごと(400年に一回)に人間と魔戦士の間で精霊石を賭けて行われる「星降りの大会・レジェンド」の開催年である今回、タイジュの国へと現れたのだという。
なお400年前は前述の魔戦士側の都合により星降りの大会レジェンドは開催されず、人間側に精霊石が渡され、不戦勝という結果に終わったようだ。
四人の魔戦士全てに勝利すると、彼が主を勤めるほむらの扉へと進めるようになる。
個性的な魔戦士たちを束ねる立場というだけあって性格は真面目で誇り高く、正々堂々とした戦いを望んでいる。
敗北し激昂するホゲイラを窘めたり、他の魔戦士たちがテリーの仲間たちを人質に取った時も誇りを捨てるなと自ら部下の得物を弾き飛ばし諌めるなど、危機的状況においても誇りを失わないその姿勢にはマルタ王も感心していた。
テリーに敗北した後は「予言に真っ向から立ち向かう」(つまり凶魔獣の兄を自らの手で倒す)ことを決意し、テリーと協力することになった。
と、このように割とシリアスな設定のキャラであるが、「最強の魔戦士」「万が一にもルギウス様に勝てるとは思えない」などと呼ばれている割に大して強くない、凶魔獣との戦いはテリーに任せて自分はトドメだけさらおうとするもパックリ食われて相手を進化させるなどとツッコミ所も多く、ヘタレ感も否めない。
また、戦闘モーションも他のモンスターと比べると異様に派手で目立つ。
裏ボス撃破後はテリー一行と和解し、その後タイジュの国に兄と共に招かれ兄弟タッグマッチ(テリー&ミレーユVSルギウス&メイザー)などを行う。
格闘場で彼ら兄弟とのタッグマッチに勝利すると、経過ターン数に応じた卵をもらうことができる。
貴重な虹のたまごを貰えるので、がんばって3ラウンド以内に勝ちたい。
タイジュの国の住民からは「怖そうだけど話してみたらいい人だった」「魅力的な人物であった」と評されているため、人間たちとは良好な関係を築けているようだ。
タイジュの国では城の書庫に兄と共に滞在しており、続編『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵』でも相変わらず兄と一緒に格闘場イベントバトルに登場する。
兄思いの弟なのだが、おかげで一部のプレイヤーからはブラコン呼ばわりされている。
ドラゴンクエストシリーズにはブラコンの妹キャラは多いが、弟キャラは地味に珍しい。
モンスターとして
前述の部下四人、すなわちサイフォン、ホゲイラ、ヴェーラ、アルゴの4体配合で生み出すことが可能。
AI1~2回行動の5回連続攻撃を持ち、素の状態で攻撃力も900を超えるため、アタッカーに向く。
一方耐性や守備力は低く防御面には不安が残るので、みがわりが使える仲間がいると心強い。
配合を繰り返すと一族の誇りと星のいかりを習得できるため、ドラゴン族の仲間と組むといい。
ドラゴン族のため単体でも比較的テンションバーンも発生しやすいので、攻撃力を底上げしつつ補助が使える仲間と組むと強い。
名をうばわれし王との配合で魔戦士メイザーを生み出せる。つまり弟から兄が生まれるということに。どういうことなの・・・
しかし名をうばわれし王共々基本的にオスしか存在しないため、妙な気分になったプレイヤーもいるのではないだろうか。