うわさ
太陽が湖へと沈み、黒々とした星々が空に昇ると、ボロの黄衣をまとった使者が、湖底から蘇る。
彼に名は無く、好奇心に満ちた魂を求めている。
概要
プレイヤー間の通称は「タコ」だが、ファン(信者)には「ハスター様」と呼ばれている。
同じ風の属性であるハスターの眷属イタカが元ネタになったキャラクター夜の番人もいるが、関係性は不明。
プロフィール
名前 | ハスター |
---|---|
職業 | 過去の支配者 |
年齢 | 不明 |
記念日 | 1月24日 |
趣味 | 不明 |
長所 | 不明 |
嫌いなもの | 不明 |
好きなもの | 不明 |
舞台版キャスト | ひのあらた |
性能
外在特質(パッシブ能力)
- 恐怖の形
サバイバーが攻撃を受け、仲間がダウンした時に恐怖を感じ、深淵触手が生成される。
ハスターは触手を駆使して付近のサバイバーを攻撃することができる。
触手は付近のサバイバーの暗号機解読進歩、開門速度、板・窓の操作速度及び治療速度を減少する。
付近にサバイバーが縛られているロケットチェアがある場合、深淵触手の消える速度が速くなる。
- 恐怖
サバイバーがハスターの恐怖半径警戒内にいる時、ハスターは深淵触手をチャージできる。
チャージ完了後、触手の召喚数は最大5回まで増加できる。
形態変化/固有スキル(アクティブ能力)
- 悪夢侵蝕
ハスターは付近にいる深淵触手を扱うことができる。
スキルボタンを長押しすると視線中心にいる触手が一番近いサバイバーを襲撃する。
触手に対して視線が通っていることが条件だが、見えているなら低めの壁や板窓越しでも倒すことができる。
- 深淵触手
ハスターはサバイバーの恐怖を吸収して触手をチャージできる。
触手召喚後はボタン長押しで位置選択をし、触手を解放(召喚)する。
- 恐怖凝結
存在感1段階で解放。
サバイバーの恐怖を吸収する以外に、ハスターの触手は時間の経過とともに自動でチャージできる。(ただし速度は遅め)
- 悪夢凝視
存在感2段階で解放。
ハスターが一人のサバイバーを選んで凝視すると、選ばれたサバイバーは20秒間付近の触手に狙われる状態となる。
スキルボタンを連続で押すと、サバイバー付近の触手がサバイバーを襲撃する。
スキルアイコンが点灯していれば対象サバイバーの付近に触手が存在するということ。障害物越しで相手が視認できない場合でも連打すれば当てられる可能性がある。
また、効果時間中であれば距離は不問なのでもし大きく距離を離されたり階下に逃げられたとしても、行き先に触手が生えてさえいればダメージを狙うことができる。
長所
触手をチェイスルートを塞ぐように生やし、最長クラスの溜め攻撃で追い込み漁を行うハンター。
壁越し触手や悪夢凝視を使った遠隔攻撃など一度に2人のサバイバーを狙うことも可能。
触手の周囲ではサバイバーの各種行動に若干のデバフがかかる。
自動で生えてくる触手や生やした触手が向いた方向にサバイバーがいる(※ダウン中含む)という性質から索敵能力がかなり高い。
触手の蓄積が周囲にサバイバーがいるかどうかで判定されるため、慣れれば耳鳴りを外して他の人格に振るといった芸当も可能となっている。
調整により触手使用に関する各仕様が弱体化し、殿堂級でのBAN筆頭だった頃の性能は鳴りを潜めたが、現在でも強力な部類のハンターである。
協力狩りモードにおいて強力な性能を誇る。
ステージ上のサバイバー数が多いため触手が溜まりやすく、自動生成される触手の数も多いので気づけばあちらこちらに触手が生えまくっていることもあるので攻撃の手数を稼ぎやすい。
触手の位置でサバイバーの動向を推測する手がかりを得られたり、また触手の遅延効果もプレッシャーを与えられるので、協力狩りモードでは最強の一角と言っても差し支えないだろう。
短所
攻撃の範囲は広いが硬直も長いため、空振りで時間を食いやすいことなどが弱点。
やはり触手を有効に使えなければ立ち回るのは厳しいため、生やすのに適した場所の知識や的確に生やし使うプレイヤースキルが要求される。
また、触手を生やしても除去するアクションをされている間は触手を倒せなくなってしまうため、それを利用して時間を稼がれてしまうことも多い。特に障害物の向こうの相手を触手で狙いたい時に注意。
触手でダメージを受けたサバイバーがダメージモーションをキャンセルして救助できるようになったため、以前ほどの救助狩り性能ではなくなってしまった。
中距離キャンプなどでダブルダウンを狙うにも移動の遅さがネックとなる。
衣装(スキン)一覧
UR
海神の冠 | ネクロマンサー |
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「神の心に慈悲などありはしない。それが神の神たる所以なのだ。」 | 「暗闇の中の光は希望というわけではない。あの輝く緑色の炎は死にまとわりついているのだろう。」 |
頭部に金色の冠を付け、まさに海神のような見た目になる。背中の円盤は水色の稲妻が駆け巡り、触手の色も水色に変化する。 | 肩におびただしい数の蝋燭を纏い、緑色の炎を灯している。背中の円盤は数字がギリシャ文字で刻まれたの時計の文字盤になっており、深緑の蛇が一匹巻き付いている。触手はコブラに似た緑色の蛇に変化し、また通常攻撃も蛇の魂が絡んで触腕を構成する。 |
災厄の主 | |
「深淵の奥に眠る巨大な存在。小さな命たちはそれを災いの源、あるいは啓示の始まりと見なした。しかしその存在の前にたどり着いた時、人々が見たのは己自身……人類にとって、それは欲望を映し出す鏡でしかなかった。」 | |
SSR
ポセイドン | 食人木 |
---|---|
彼は海と湖の支配者である。彼が怒ると深淵の中に多くの怪物が現れ、全てを粉砕する。 | 木こりが斧の柄が欲しいと樹に言い、樹は木こりにそれを与えた。食人木はこの物語に疑問を覚えている。 |
海神の冠の色合いががより禍々しくなった感じ。背中の稲妻と触手はより青が深まった色に。 | 見た目がまんま木になる。円盤は一輪の花になり、スキルで使える触手も高く伸びる蔓と赤い花になる。 |
異星 | 寄生の面 |
知識は運命を変える、その言葉に間違いはない。ほんの少しだけで嵐を巻き起こせる「禁忌」を、己の魂と交換するか? | 人々は見かけで真偽を判別し、感情で善悪を覆い隠す。そこで彼は自分の法則を実行した――ゲームの傍観者として。 |
クランプス | |
サンタクロースとは違い、そのプレゼントは「悪い子」にのみ届けられる。 |
SR
R
枯れ木 | 夜紫 |
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天に交わるほど勢いのある樹にも、枯れる日がやってくる。ひとたび生を得て、滅びない者があるだろうか? | 一片の鬼魅の如き紫が、闇夜の静けさを打ち消した。 |
初期衣装を薄い赤色に染めた感じになる。 | 同じく初期衣装を紫色に染めた感じになる。 |
緑のコケ | |
荒れ果てた地で繁殖し、大地を緑に染める。 |
初期衣装
初期衣装 | ボロい服 |
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初期衣装。すべてが自然に見える。 | 服がボロボロだ。本当にただゲームをしただけ? |
携帯品
UR
全知の瞳 | ||
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特殊効果:触手を生やした時に根元に特殊エフェクト追加、触手を倒す時に背後に特殊エフェクト追加。特殊抱きしめるアクション。触手全般がピンク色のオーラを纏うようになる。また、風船モーションがなんと四肢を触手で拘束して浮かせ、ハスター本人は手を組んで運ぶというエロ同人誌もびっくりの運び方をする。椅子に座らせる時は椅子の上あたりまで触手がサバイバーを運んで上から叩き落とすような動作をする。そのまま引きちぎればいいんじゃねとか、抱きしめるなのに一切手を使ってないとか突っ込んだら負け。 |
SSR
暗岩のお守り | 言葉で言い表せない邪悪さを持つ黒い岩石。 |
---|---|
特殊効果:攻撃時に特殊エフェクト追加。禍々しい色合いで、中央に紫色の宝石が埋め込まれた円盤。効果として、通常攻撃時に地面を抉るようなエフェクトが付く。見た目がタコなのにとか元ネタは風の精なのになどと言ってはいけない。 | |
邪炎の令 | 太古時代の仏具。長きにわたり世間に忘れ去られていたが、もしまたこの世に姿を現すと、災難が降りかかる時が来るのでしょう! |
特殊効果:特殊抱きしめるアクション。サバイバーを括る風船が蛇の檻に変化し、檻の上には緑色の空間の裂け目が現れる。黄衣の王の手も超能力で浮かばせているかのような仕草になる。サバイバーを椅子に座らせるとき、緑色の蛇のオーラが一瞬サバイバーへ絡みついた後、黄衣の王の元に戻っていく。エフェクトの都合上ネクロマンサー以外の衣装とやや合わせづらいのが難点か。抱きしめるアクションと表記されているが、抱きしめるどころか浮かばせていると突っ込んだら負け。 | |
極楽の鋳潰し | ご覧なさい、可哀想な小人。あなたの理性と魂は、この愚かな世界から少しずつ離れている。 |
特殊効果:スキルエフェクト変更。攻撃に合わせて青白い炎がつくようになる。 |
SR
古代石のマスク | 触手が生えた破損している石のお面。 |
---|---|
何かの骨を象った様なデザインのマスク。エフェクトなどの効果はないが、初期衣装の円盤にも同じような物がいくつかぶら下がっているので、結構マッチする。 | |
太古の声 | 風鈴が風に靡き、軽やかな音を発した。この音は時空を越え、聞く者の心を震わせる。 |
古代中国の風鈴に似た鐘。エフェクトなどの効果はないが、円盤と共に揺れるため風雅な気分になれる。 | |
星盤 | 諸君の運命は、群星が前々から予兆していた。星盤の演算を通して、私が定める。 |
金属でできた星座盤。異星の衣装の次シーズンに出た携帯品でよく似合う。 | |
潜水用ヘルメット | ヘルメットをかぶり、真実を見届ける。 |
余談
Pixiv内では、二次創作で占い師と一緒にいるのをよく見かける。
占い師の衣装「羊飼い」が話の発端らしく、目を隠しているの布の柄がハスターの模様に似ていたり、元ネタにて羊飼いが関係している小説がハスターの初出だったりがその理由。
ゲーム内の接点は無い。
\いあ!いあ!はすたあ!/
関連イラスト
関連タグ
【元ネタ】:クトゥルフ神話
- ハスター・黄衣の王
- ヨグ=ソトース:サバイバーの祭司が信奉している外なる神の一柱。ハスターの親とも言われている。
- イー・ト・ラー:ハンターの夢の魔女の元ネタ、外なる神の一柱。
- イタカ:ハンターの夜の番人の元ネタ、ハスターの眷属である風の精。
- イスの偉大なる種族:ハンターの時空の影の元ネタ、旧支配者。
背景ストーリー
過去に黄色のコートを纏い、顔つきが覗えない使者が現れ、とある王朝に訪れるであろう大きな災難を予言していた。
人々はそれを黄衣の王と呼び、その姿を確かに見た者はいない。
彼は災難と苦痛の化身であり、好奇心に満ちた者は常にその跡を追い、世界の真相に辿り着ける啓示を見つけようと試みている。
背景推理(ネタバレ注意!)
この先ゲーム内における「背景推理」のネタバレを含みます。
1.水神 | 誰だ、願望のラインを突き破ったのは。 |
---|---|
宣教広告:漁の開始時期に湖に願い事をせよ。そして、十分な供物を湖に投げ入れること。供物が湖奥深くへ引き込まれたら、それは神が漁民の供物を受け入れた証拠。来年の豊魚が約束される。 | |
2.我々の信仰 | 誰も邪魔することのできない、敬虔な信仰。 |
広告:湖景村の風景は優美で、民風は純朴。療養休暇に適している。子供のいる家庭なら、割引サービスが受けられる。 | |
3.一つの予言 | 祈りにこたえて来たるもの、それはなんだろうか? |
漂流瓶:閉鎖した内湖に現れる漂流瓶。中の紙には、「最後の王権が狂気に破壊され、旧時代から来たれる支配者は、世界を支配する」と書いてある。 | |
4.深淵のさらなる深淵 | 彼の凝視は誰の肩に向けているのか。 |
7枚の尋ね人広告:違う時期に発行されたものだが、内容はほとんど同じ。湖景村で休暇を楽しむ家庭の幼子が失踪し、警察は湖景村に向かい、調査を行う。しかし、村人たちは何も知らない様子。 | |
5.使徒 | 危機は遠くにあるのかもしれない。 |
ニュースの切り抜き:匿名の小説家が水神にまつわる恐怖小説、『湖景村』を発表。小説のインスピレーションは、湖景村でのバカンスのときに、湖中での神の饗宴に参加したところから得たものだと言う。 | |
6.忘れられた慈しみ | 一時の幸運で、誰を救うことができる? |
事件終結の報告書:かなり古い報告書。以前行方不明になった七人の幼子のうち、一人が村の外で旅行者に発見されたと書いてある。発見された時、子供は全身濡れていて、精神は恍惚状態にあり、妙なことを言っていた。心理医師の治療が必要だった。 | |
7.化身 | 厄はすぐそばにあるのかもしれない。 |
広告:湖景村のバカンス。ここは『湖景村』が生まれた地。聞こえますか?湖中の神の呼び声を。 | |
8.印章 | 反抗は希望のない悪あがきにすぎない。 |
警察からの通知:湖景村で大規模な失踪事件が発生。一夜のうちに、村中の人が全部いなくなった。警察は、村人が引っ越しした形跡を見つけられなかった。ただ、村のそばの湖の中心には、誰もいない船が多数あった。警察はさらに調査を進めている。 | |
9.我らが恐れるもの | 彼は来た。 |
警察からの通報:「上の階から血が染み出している」との通報を受け、警察はある部屋に突入した。そこには大量の血の跡があった。部屋のほとんどは血に浸っていたようで、壁には鮮血で巨大なシダの模様があった。現在、被害者がいるかどうかはまだ分からないが、現場の遺留物から判断すると、この部屋は『湖景の道』の作者の部屋のようだ。 | |
10.降臨 | 誰も逃げられない、逃げ場はどこにもない。 |
トレンドの紹介:恐怖小説『湖景の道』の流行により、紳士淑女たちは小説の中に描かれた神秘の模様の装飾品をつけるようになった。 |
記念日タスク(1回目)
一通の送りだしていない家書
親愛なるダレン:
私は父の遺物を持って、湖景という村までやってきました。
ここには、私が下宿したあの家の者以外は、余所から来た人はいませんでした。
ユージンとマージョリーの話によると、十五年前、彼らは姪を連れてこの村まで逃げ込み、ここに留まれるよう様々な努力をしてきたようです。なにしろ、さっきも言ったように、ここは極めて閉鎖的な村なのですから。姪が嫁に行った後、彼らは一つの寝室を空けていたので、私はそこに住むことができました。
私を泊めてくれる家は、他にはありませんでしたから。
私が湖の辺りを散歩していると、一部の意固地な村人は警戒した目で私を見つめてきました。ありがたいことに、村人たちはみんな喜んで水神の伝説を紹介してくれました。
水神の聖跡について詳しく聞いた後、私はいくつかの違和感を覚えました。
水神を顕現させるためには、伝説に従って黄色のローブを着た生徒たちが動物の血肉を湖の中に投げ込む必要があるとのことでした。巨大な影が浮き上がった後、祈願者たちは次々と大声をあげ、岸辺で自分の願いを読み上げていきます。水神が祈願を受け入れれば、再び湖の底に沈んでいき、祈願者の願いも近いうちに叶うことができると言われています。
確かに不思議に聞こえますが、私にはやはり宗教の名の下に行われる詐欺行為に見えてしまいます。湖の底に大量の肉食系の魚が生活している可能性が高いでしょう。あの巨大な影は、血肉に惹き付けられた魚の群れだと思われます。同時に、祭祀用品は黄色のローブを着ている聖徒が準備しているため、毎年村人たちはその聖徒たちに貢ぎ物を捧げているそうです。この利益の傾向で、「聖徒」たちの行動が疑わしくなります。
願いが叶ったのは、人為的な干渉と偶然な出来事が作り出した現象だと私は推測しています。なにしろ、屋根が雨漏りするなどといった小さな願いは、あの「聖徒」たちなら明らかに解決することが出来るからです。
「水神」はここには存在していないと思いますが、私は三日後の祭祀行事に立ち会うつもりです。そうすれば、答えも自然と浮かび上がってくるでしょう。私が言いたいのは、文字通り「水面に浮かび上がってくる」という意味です。
また、先ほども述べたように、私は徐々に炎の穴に近づいています。一晩過ぎていく毎に、真相との距離が一歩近づいているのでしょう。
ひょっとしたら、最後は父が追求していたあの答えを得られるのかもしれません。
母によろしくお伝えください。もう少ししたら、家に帰ります。
敬具 ボルガー・ベルグルンド
- 補足
差出人「ボルガ―・ベルグルンド」が湖景村に訪れた理由は祭司の誕生日タスクに関係している。
祭司がアーサー・ラッセルに調査を依頼したため、ボルガーは調査員としてアーサーの指示を受け湖景村に派遣された。
その調査内容は不明だが「怪しげな宗教活動」ではないようだ。
夢の魔女の背景推理にてボルガーの家族について明かされている。
父は眠りの中に隠された禁忌の場所を求め、炎の洞窟にたどり着いた後に失踪・死亡しており、ボルガーはその意思を継ぎ睡眠実験を行っているようだ。
この手紙を書き終えた後にボルガーも失踪、家に帰れることはなかった。
記念日タスク(2回目)
一冊の厚い祈願記録本
標題紙――
(この本は幾多の手に渡った痕跡があり、中のページはどれも破れたり汚されているが、標題紙だけは新品のように綺麗だ。そこには姓も名も書かれておらず、あるのはくすんだ赤色の「染料」で残された数行の文字と、生臭い匂いを発している蕨の紋様だけだった。)
群星がまだ帰巣せぬ頃、深水の下に眠るのは至高の神なり。
我等が神が目覚める前に、我等神の僕は信仰を広め、神の意志を代行せよ!
適当に開いたいずれかのページ――
(誰かによって整理された願いがある。それぞれの願いには備考やメッセージも残してあるようだ。
筆跡から見て、願いを記録した者とメッセージを残した者は別人だろう。)
1月14日湖景村祈願記録
……
村人11:廃れた船に住んでいる足が不自由で目も見えない老人
願い:至高の神よ、どうか私めの願いを聞いてくだされ。
悪夢はあの坑道から始まりました……
私の目と足を奪っていったあの爆発が日夜私の精神を苛んでおり、生きた心地がしないのです!
どうかあなたの敬度な僕に神の奇跡を!
深淵触手で憎たらしい夢を打ち砕いてください!
黒き波で雷霆の烈火を飲み込んでください!
あなたの僕ホープスは、いつまでもお待ちしております。
【備考:敬度な信者の願いなら、真の神は必ず叶えてくれるだろう。
吾等が神の意志を代行する方法は、彼を深い水の下で永眠させることだ。
生贄としての価値は純潔な処女や子供より劣るため、深淵の果てにある聖所は彼の為に門を開くことはない。
しかし、水の下で真の神の精神に包まれた彼は、間違いなく苦しみのない新たな夢を得るはずだ。】
村人12:ユージン、マージョリー夫妻
願い:全知全能の神よ、我らの無知によるご無礼をどうかお許しください――
漁に出る前、我々夫妻は必ず湖に十分な量の生贄を投下し、祈りを捧げております。
しかし、理想的な収穫を得たことは一度もありませんでした。
深い水の下にいる神よ、我々の声は届いているのでしょうか?
どうか我らの祈りにご返答を!我らの村にご加護を!
村人13:ボルカー(ユージン夫妻に泊めてもらっていた外来者)
願い:なし。
【村人12と村人13の記録が赤ペンで書かれた大きな丸に囲まれている。
備考:
揺るがない意志を持たない愚かな信者と、無礼且つ謀反をたくらむ冒涜者は吾等が神を拝む資格などない!
湖の下に眠る真理は決して凡愚に犯されてはならぬ!
人類の知恵では計り知れない神の霊跡は至る場所に存在するが、好奇心は彼らを死へと導くだろう……
吾等神の僕は祭祀の儀式でこの三人に洗礼を施す。
しかし、不潔な人間を水で祭る行為は神への侮辱を意味するため、吾等は水の下の神が見届ける中、湖のほとりにおいて烈火で彼らの穢れを祓わなければならない!】
- 補足
「聖徒」たちによる祈願の記録帳、表紙の蕨の紋様とは背景推理にも登場する神秘的な模様のことでハスターの印と思われる。
祭祀の儀式については夢の魔女の記念日タスクに書かれている。
穢れを祓う火祭により湖景村の隣の林で火事が起きており、その後に湖景村の住人は全員失踪した。
湖景村は鉱山の麓近くにあるがこの鉱山は「黄金の石窟」ステージの事ではないかと考察されている。
この場合、村人11の坑道でおきた爆発は探鉱者の関わった事故のことである。
他に湖景村に関係しているキャラクターはこの村出身の踊り子・そのおじユージンが失踪に携わった芸者、ハスター以前に村人に信仰されていた漁師がいる。