「怖いんだね…死ぬのが。だったら、戦わなければいいんだよっ!!!」
概要
『新機動戦記ガンダムW』の登場人物、カトル・ラバーバ・ウィナーが豹変した状態のことを指す。
コロニーの軍事化に反対した実父ザイード・ウィナーであったが、カトルらが敵対しているOZ、そしてOZに取り入ろうとする身勝手なコロニーの人々に殺されてしまう。その悲しみと怒りからカトルはそれまでの彼からは想像もできない様子に変貌してしまう。
全てに絶望したカトルはH教授の残した禁忌のモビルスーツ、ウイングガンダムゼロの設計図に手を出してしまうのであった…
ゼロシステムによる憎しみの増幅もあって、OZとコロニーへの憎悪と言うそれまでの温厚な性格から一転した凶悪な言動の数々は視聴者に強烈なインパクトを与えた。
普段大人しい人物ほど怒らせると途轍もなく怖いということである。
スーパーロボット大戦シリーズでもTV版で出演した場合はおなじみのイベントとなる。範囲の広いMAP兵器を問答無用でぶっ放してくるため危険極まりない。
ちなみに、同シリーズにおけるウイングガンダムゼロの必殺技としておなじみの「ローリングバスターライフル」は、ヒイロではなくこの状態のカトルが使用したものである。
狂った所業の数々
OZ管理下の07U1ポイントにある資源衛星を襲撃、駐留していた部隊共々全滅させてしまう。
更にOZに対して06Eポイントにある武装コロニーを破壊すると言う通信を入れた後にOZが入手不可能だったガンダムサンドロックの設計図を送り付けると言う形で宣戦布告してきた。
そして予告通り06Eコロニーに現れて駐留していた部隊やコロニーに備えられたビーム砲台をものともせず、問答無用でツインバスターライフルを発射、本当にコロニーを木っ端微塵に破壊してしまう(ただし民間人は全員既に避難していた)。
「おかしいな?涙が流れてる・・・ちっとも悲しくないのに・・・」
なお、アフターコロニーの世界ではコロニーが戦争で破壊されたと言う例は全然無かったのだがこれにより戦争でコロニーが破壊された最初で最後の事例となった。
今度は他のコロニーを襲撃し、コロニー内で建物などを壊す。
「コロニーにこんなもの必要無いんだ・・・・・・コロニーに必要なのは戦争なんだ!!」
そしてOZの部隊共々OZに潜入していたトロワの乗るヴァイエイトに攻撃を加える。
「トロワ・・・僕はこのガンダムで狂った宇宙の全てを破壊する・・・」
そしてヒイロの乗るメリクリウスと交戦状態へと突入。自分を信じて戦うヒイロに「コロニーは敵になったんだ」とコロニーへの怨みを呟く。そして次第に追い詰めていきヒイロをコロニーごと消し去ろうとするがトロワの決死の行動によって正気に戻った。
関連タグ
新機動戦記ガンダムW カトル・ラバーバ・ウィナー 黒化 みんなのトラウマ ガンダムにおけるみんなのトラウマ一覧
ウイングガンダムゼロ ゼロシステム 闇落ち キチガイ サイコ野郎
ファラ・グリフォン:二年前のガンダムシリーズで同じ中の人が演じたキャラで、闇堕ちした姿で戦略兵器級のモビルスーツに乗って暴れ回るという点で共通している。さらに闇堕ちの原因に「大切な人間の戦死」も起因しているのも同様である。