始めに
本世界の鬼文化では「人」の字を「鬼」の字へ変えて言葉にする大昔の風習がある。本稿も其に習い「一鬼(一人)」みたいに表記する。ただし人間や妖怪へ関する事柄は変換せず表記する。
概要
小雨大豆の妖怪漫画「月歌の始まり」に登場する小柄な妖怪の童女。
妖怪像
御団子頭にした紫髪、黒い体色、胴体からは蜘蛛みたいな六本の細い腕。和装で、大きくパッチリした目。漫画的表現から片目となるが隻眼ではなく、場面により左右どちらかの目だけが現れる。小柄な容姿もあってかわかっこいい。
知識鬼(知識人)である学者・白沢(はくたく)の右腕が務められる程に高い「知性」を有した寡黙な仕事人。稀に黒美(くろみ)が話す場面では、主鬼(主人)にしか聞き取れない言語を用いるが、普通に他者が認知できる言葉遣いも出来る模様。
隻腕の鬼娘・白沢(はくたく)が失った右腕に代わり、彼女の日常や戦闘を補佐するため浮遊する小さな台座へ乗り、絡繰り仕込みの義手を得意な糸で操作している。
因みに、この台座・片腕は黒美の妖力(糸)で自作しているような描写がある。