概要
横山三国志終盤、諸葛亮が死んだのをきっかけに蜀に反旗を翻した魏延は、蜀軍をまとめて漢中に撤退した楊儀と対峙する。
自分が死んだら魏延が裏切ることを見抜いていた諸葛亮は、生前に楊儀に策を授けていた。その策に従い、楊儀は「わしを殺せる者があるか」※と3回叫べば城を明け渡すが、お前にその自信はあるまい、と魏延を挑発。
これにまんまと乗せられて「わしを殺せるものがあるか」※と1回叫んだ直後に、これまた諸葛亮の策を受けて魏延に面従腹背していた馬岱が、これを合図とばかりに魏延を切って捨てたシーンで、彼が叫んだ台詞である。
※いずれも原文ママ。ちなみに\ここにいるぞ!/も正確には「ここにいるぞ」で!はつかないが、漫画よろしくギザギザの吹き出しで表現できる場面は限られているため、つけるのが慣習として定着している。
つまり
↓
\わしをころせるものがあるか!/ \ここにいるぞ!/
ノリツッコミの極致とも言える内容から「わしを殺せるものがあるか!」ともども横山三国志のネタの中でも人気を誇っている。
転じてPixivでは視聴者が名乗りを上げたい時に使われる。もともと日常会話としてよく使われる表現のため、挑戦宣言から愛の告白まで、用いられるケースは非常に幅広い。
\ここにいるぞ♡/
他の三国志作品での扱い
このやり取りは他の三国志関係作品にも引用・オマージュされる傾向にある。
セガのアーケードトレーディングカードゲーム三国志大戦の初代シリーズでもUC馬岱の伏兵発動時のセリフにもなっている。また、こちらの馬岱も三国志大戦2のver2.1においてレジェンドカードとして登場していた(三国志大戦3稼働時に排出停止)。また、2016年稼働の2代目三国志大戦においてもUC馬岱の魏延の一騎打ち勝利時のセリフとしても登場し、さらにはアップデートでレジェンドカードとして初代三国志大戦の馬岱(三国志大戦3のデザインとして)がEXカード扱いとして復刻登場、さらにこちらの馬岱もアップデートでレジェンドカードとして復刻登場した(こちらはEXカードではないので通常の排出でしか入手できない)。
コーエーの「三国志13」では、魏延はスキル発動時に毎回堂々「わしを殺せるものがあるか!」とのたまう。そんなにここにいるぞ!」してほしいのか…。
真・三國無双シリーズでは6から馬岱がプレイアブルキャラとなっているが、魏延が蜀に忠実かつ言葉が不自由な蛮人キャラという設定もあって再現はされていない。しかしこの台詞をなんとしても遣いたいという意識が制作スタッフにはあるようで、魏延と馬岱の特殊会話では、魏延に友達や鬼ごっこで敵う相手がいない→「ここにいるよー!」という流れのやり取りがよく使われている。また8のエンディングでは魏延以外に対して「ここにいるよー!」が3度も使われている。
なお三国志とは全く関係ないが、2ちゃんねるでは2年間書き込みの無かったスレッドに「何でこのスレこんな過疎ってんの.」とsage進行で書き込まれた数十秒後に「ここにいるよ^^」と書き込まれたことがホラー話として有名である。