3シリーズはドイツのBMWが1975年から製造・販売しているDセグメントの一連の乗用車
2024年現在では7代目を数える。
概要
BMWの1・2シリーズより大きく5シリーズよりは小型となる。
ボディは2ドア(セダン→クーペ)、4ドアセダン、ステーションワゴンなどがラインナップされている。
このうち2ドアモデルは2013年登場の『4シリーズ』として独立・移行する形で廃盤となり、現在では3シリーズにラインナップされていない。
あくまでもメーカーとしてはボディサイズをモデルシリーズとしているため、同じ3シリーズでもエンジンでは1.5~1.6L 3気筒・4気筒の普及モデルから、直列6気筒 3L以上の最上級仕様までのガソリンエンジン、他に選択肢は狭まるものの副数種類のディーゼルエンジン(E30~)、これらに加えて快適装備の多寡など、ひとくちに3シリーズといっても様々なモデルが存在する。
このため、世代にもよるが最廉価モデルと最上級モデルでは倍ほど価格差がある。
ライバルのCクラスは2000年のモデルチェンジ以降6気筒以上のモデルはV型エンジンとなったが、3シリーズの最上級モデルは2024年現在も直6である。
M3
M3はBMW傘下でチューニングやモータースポーツなどを手掛ける企業『M』によるコンプリートモデルで、2代目のE30型で初めて設定された。
E30型は4気筒、他は直列6気筒で、4代目のE90(E91 92)型のみ4L V8が載せられた。
『M3』ではないが、他に通常の3シリーズにM社製のオプションパーツを装着したモデルや、アルピナによるコンプリートモデルなどが存在する。
その他
- 2代目モデル(E30型)は日本では丁度バブル期と重なったため、輸入車としてのステイタスと東京の道路事情にマッチしたサイズがヒットを産み「六本木のカローラ」の異名がついた。一方ライバルのメルセデス・ベンツ 190E(W201型)は「赤坂のサニー」であった。