概要
グラマン社では大戦中からジェット艦上戦闘機の開発を行ってきたが、1946年にアメリカ海軍から単発単座で生産性に重点を置いた戦闘機の開発を依頼され、1947年に初飛行を、49年にF9F-2として配備が始まった。
1950年から始まった朝鮮戦争では、戦争初期に北朝鮮軍のレシプロ戦闘機を圧倒したものの、中国軍のMiG-15に性能面で劣ることから(ただしパイロットの力量で上回っていたため五分以上の戦いを繰り広げた)、中期以降は主に対地攻撃などに使用された。
一方でF9Fの主翼を後退翼に換装することで性能向上を図った方が開発された。この後退翼型F9F-6は愛称を「クーガー」と改めて1952年から実戦配備された。
アメリカ海軍では戦闘機型以外にも練習機や連絡機型が生産され、ベトナム戦争にも参加した。