「ゴッド」と読む。女性形(女神)はGoddess(ゴッデス、ガッデス)。
ヘブライ語の「エル」やラテン語の「デウス」でも事情は同じである。
多神教の神の場合は小文字のgodと表記され(英文法上、gが言葉や文章の最初にくるなら大文字にはなる)るが、
一神教の神を指す場合、文頭でなくてもGodと頭文字を大文字で表記することが多い。
英語が話されるのは概ねキリスト教文化圏であり、実生活上で単に「ゴッド」と言えば
大抵キリスト教の神を指す。宗教的な用語として慎重に扱われており、
日本の作品で「ゴッド」を冠していたものが欧米に輸出される場合は
名称が改変される場合がある(例:ゴッドルガール、ゴッドエンペラー等)。
頭文字や単語全体を大文字にしてGod、GODと表記される例としては
アブラハムの宗教(ユダヤ教・キリスト教・イスラム教)やシク教、
ヒンドゥー教は一般的に多神教として知られるが、全ての神は一体であるとも説かれ、
一部の宗派では主神とその化身一尊に対する熱烈な信仰を説く。他の神々を下位に、
彼らへの信仰をあくまで副次的なものとみなし、現世利益的として否定的な立場すらとる。
拝一神教と呼ばれる形態である。