概要
ウルトラマンネクサスに登場する架空の天体。その名の通り、地球から見るとさそり座の方角にある。
地球よりも高度な文明を持ち、住民たちも平和を謳歌していた。しかし外宇宙からやってきた謎の「青い発光体」が飛来したことで、その平和は唐突に幕を下ろすこととなる。
光は天体の生命体と融合し、異星獣スペースビーストへと変貌。ビーストの脅威によって天体はパニックに陥り、さらに生命体の恐怖を好むというビーストの性質からビーストは徐々に数を増やしていき、混乱を拡大させていった。
しかしそこに、「青い発光体」を追って「赤い発光体」が来訪。「青い発光体」と同じく天体の生命体と融合し、銀色の巨人ウルトラマンネクサスとなる。ビーストの軍団に対し、ウルトラマンは天体の複数の住民たちに力を受け継ぎながらウルトラマンノアへと復活。ついにビースト軍団のせん滅に成功した。
ザギの惨劇
ノアの活躍により、ビーストはせん滅したものの住民の記憶からビーストに関する恐怖が消えたわけではなかった。
そこで彼らは自分たちを救った救世主・ノアを模した究極最終兵器である人造ウルトラマン「ウルティノイド・ザギ」を生み出す。
ザギは自らに引き寄せられるかのように現れるビーストと戦い続けていたが、やがて歪んだ自我に目覚め自分がウルトラマンノアの模造品でしかないという真実を知り暴走。本来倒すべきビーストを逆に進化させ、邪悪なる暗黒破壊神ダークザギとなってしまった。
これによってM80の住人たちは自らの科学力で肉体を情報化し宇宙へと脱出、母星を爆破することでザギとビーストを葬らんとした。
しかし星の爆発をもってしてもザギを倒すことはかなわず、マルチバースの一つであるM78ワールドへと飛ばされることとなった。
この惑星の爆発は、作中の地球にて1989年に観測された。同年宇宙を漂流していたM80人達は来訪者として地球にやってくることとなる。