[火炎武装専用機]
火炎系の武装に特化した機体で、波動砲はもちろんのこと、フォースから発射される武器でさえも、炎系の武器と言う徹底振りである。
また、強力な火器が帯びる熱を効率よく放熱するためほとんどの装甲をとりはずされているのもこの機体の特徴である。
開発者たちには「スケルトン」の名で呼ばれている。
概要
『R-TYPE』シリーズに登場するR戦闘機の一種。機体名のプリンシパリティーズとは、キリスト教における天使九階級の七番目(下級第一位)に相当する階級を指す。機体とフォースには小型トカマク(核融合炉の一種)が内蔵されており、それから発せれる超高温の火炎により対象物を焼き尽くす。
『R-TYPE FINAL2』の機体列伝では、本機の最終飛行試験中に火炎武装を過剰に使用したことで機体の排熱量が限界を超え、テストパイロットのサラ・オズモンド少尉が乗機共々焼失した事故について触れられており、それ以降に製造された機体にはその教訓が取り入れられ、放熱時の熱量に制限がかけられたため、先述のような事故は起きていないとのこと。
武装
灼熱波動砲
R-9Dの圧縮波動砲のように直線状に火炎を放射。
ファイヤー・フォース
母機と同様に小型トカマクを内蔵したフォースで、放たれるレーザーも全て火炎を放射するタイプとなっている。分離時に放たれるショットの同時発射数・発射方向はスタンダード・フォースと同じ。
チェーンファイヤ
スタンダード・フォースの対空レーザーのように交差する火炎を放つ。
ファイヤーボム
上下斜め45°に青い炎を放射。
ファイヤバリア
自機の周囲を囲むようにしてフォースから炎が楕円状に放たれる。名前こそバリアだが、敵弾を防ぐことはできない。
誘爆ミサイル
機体下部から前方斜め下に投下されるグレネイドナパーム。誘導性はないが、地面に着弾すると対地レーザーのように地形に沿った爆風が発生する。
爆雷
自機の真下に投下する爆弾。
派生機体
R-9Sk2 ドミニオンズ
フレイム・フォースと灼熱波動砲Ⅱを搭載した本機の上位互換機。ドミニオンズは天使九階級の四番目(中級第一位)に相当する階級を指している。しかしながら火炎系の武装は光学兵器に比べて運用面やメンテナンス性に劣るため、当機を最後にR-9Skシリーズの開発は打ち切られることとなった。
R-9Sk3 セラフィム
『R-TYPE FINAL3』にて追加された上位機種。セラフィムは天使九階級の中で最上位とされている。R-9Sk2の機体列伝では発展性の限界から後継機の開発が打ち切られるも、その再開を匂わせる意味深な文章が記されていたが、その結果開発された機体こそが当機と後述のR-9SkZである。波動砲は灼熱波動砲Ⅲに強化され、フォースもより強力なブレイズ・フォースを装備。各種レーザーの威力も強化されている。更に新たなミサイル兵器として着弾地点を炎上させる火炎誘爆ミサイルが装備可能。
R-9SkZ ルシファー
こちらも『R-TYPE FINAL3』で追加された機体で、ルシファーとは「光を掲げる者」という意味を持った悪魔・堕天使のこと。機体にバイド素子を利用した技術が取り入れられているため、バイド系列機に分類される。そのため、バイド系列の限定互換機であるB-99 アポカリプスも本機体の波動砲とフォースを装備可能。業炎波動砲はR-9Sk3の灼熱波動砲Ⅲより最大チャージ数が1ループ少ないものの、威力はそれを凌駕しており、火炎爆雷は連射速度が早い上に着弾地点を炎上させる効果がある。ヘルフレイム・フォースはR-13Bのアンカー・フォース改に近い性能を持ち、分離時のショットを撃たない代わりに機体とフォースの間に攻撃判定のある光学チェーンを発生させ、接触した敵に喰らいつき断続的にダメージを与える。長時間喰らいつかせることでフォースが暴走する点も同様。
TACTICS版Rwf-9Sk
『R-TYPE FINAL』では特筆すべき点があるとはいえない性能だったが、シミュレーションゲーム『R-TYPE TACTICSⅡ』では本機の火炎系武装が生物型バイドに高いダメージを与えられるため、これらの敵が蔓延るマップでは欠かせない戦力となった。バイドは消毒だ~!! 波動砲のチャージに要するターン数、移動力ともに標準的で使い勝手の良いユニットだが、ミサイルを迎撃する手段に乏しく、ミサイルを主兵装とするタブロックやU-ロッチなどには注意が必要である。
関連タグ
R-TYPE R-TYPEⅢ R-TYPE FINAL R-TYPE FINAL2
汚物は消毒だ~!! まさにその通りな機体