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概要編集

この一連のエピソードは『こち亀』の30周年を記念し、恐らく『バイオハザード』を元ネタにしたお話である。

猿飛あやめの証言によれば、かつてマルコメ族がアンデラス戦役において猩猩星を迎撃するために使ったとされる地獄のウイルスである。

感染した者は誰かさんのように、金にがめつく強欲で仕事も怠けてばかりで豪快に見えて繊細な趣味を持ち、賭博やパチンコをやったり床屋で角刈りをするなど、いかにも駄目なおっさんになってしまう。


マユゾン事件編集

ある日、亀有防衛軍と名乗る攘夷志士が事故に見せかけてウイルスをばら撒いたことによって、感染した市民の眉毛が誰かさんのようにつながって暴走する事件が発生する。

マユゾンと呼ばれた人々は、一斉に市民を襲ってその者をマユゾンにして増やしていく。何とか逃れた銀時らは、長谷川の手引きのおかげで安全なパチンコ店に立てこもるも、マユゾンと化し、『バイオハザード』でいうチェーンソーなキャラのポジションと化したお妙さんによってバリケードを壊される。

マユゾンの大軍に追われて(途中で約2尊い犠牲者を出しながらも)なんとか生き残っていた新八、神楽、さっちゃんも屋上に逃げ込んだ所で感染し絶体絶命の危機を迎えるも、一人だけ抗体をもった人物がいた。

その人とは何と銀時だった。元々ダメ人間である資格を全て兼ね備えていた彼にはウイルスが効かなかったのである。

銀時は幕府が開発したワクチン『B-超5963(ぶちょうごくろうさん)』を搭載したからくり大筒『莫迦門(ばかもん)』を大空に向けて発射することで人々を救う。


新八(ダメ人間、万歳。ダメ人間もたまには役に立つ)


その後、人前で歩けない髪型にされてしまった1人の哀れなおっさんは屋上で呟くのであった。


長谷川「辛れぇ、辛すぎて涙出てきやがった…」



余談編集

アニメ版でこのエピソードが放送された際にはウイルスに感染してマユゾンと化したモブ達のCVはまさかの両津役であるラサール石井ご本人が高松信司監督繋がりでの友情出演として声を当てるという無駄に豪華仕様と化していた(台詞はほぼ呻き声くらいだが一部には「ラサールゥーッ!」と叫んで襲いかかるマユゾンもいた)。

更にEDでも後ろ姿のみ両津が登場した他、次回予告にも音声だけだが割り込んできていた。


他にもこのエピソードがジャンプ本誌に掲載されたのはアニメ放送から1年前のため、「今31周年中だってば」とことあるごとに松平片栗虎が訂正していた。

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