CV:Gray Haddock/三木眞一郎
概要
ヴェイルで暗躍する指名手配中の犯罪者。白いコートにおしゃれな帽子、美しい下まつげが特徴の悪役。
エピソード1冒頭でダスト販売店「FROM DUST TILL DAWN」を襲撃し、金ではなくダストを奪うが、居合わせたルビーの反撃を受けて失敗。航空機に乗り込み、駆けつけたグリンダの攻撃をいなして逃走した。
シンダーとは協力関係にあり、ダストの収集や離反者の粛清を請け負っているが、ビジネスライクな関係であり仲間としての信頼は互いに希薄な様子。計画の全容を話そうとしない彼女に対しては強い不満を持っているが、上手に出ることができないでいる。シンダーに付き従うマーキュリーとエメラルドを子供扱いして小馬鹿にしており、彼らからも同じようにナメられている不毛な間柄。
当初はヘイ・ションの部下を借りて動いていたが、ホワイト・ファングの協力を取り付けてからはファウヌスを使ってダスト収集を進めていく。一方ではアトラス製の戦闘用ロボットを大量に入手するなど、かなりの辣腕。ロボットの操縦技能も実戦級で、多才な悪役っぷりが光る。
立場はあくまでも実行部隊の指揮役で、戦闘にはあまり手を出さず、射撃によって相手に距離をとらせることが多い。しかし戦闘技術は非常に優れており、ハンター見習いのファウヌス2人を相手にしてもまったく引けをとらない強キャラ。
引き際を心得ており、分の悪い展開になると躊躇なく撤退を選ぶため、なかなか捕まらなかった。
Volume 2ではシンダー達と暗躍をしていたが、終盤で独断行動を起こし、大量のグリムを街中に放ち人々を混乱させた。その結果、ビーコンアカデミーの生徒と教師によってついに逮捕された。アイアンウッドから司法取引を持ちかけられるがこれを断り、ヴァイタル・フェスティバル が終了するまでビーコンアカデミー上空で停泊していた飛行戦艦内の牢屋に収監されたていたが、ニオの手により脱獄する。そしてコンピューターウイルスを用いてアトラス軍のロボットを制御化に置きアカデミーを混乱に陥れた。そして最期はVolume 3エピソード11で飛行戦艦に乗り込んだルビーと交戦するも、背後から飛来してきたグリフォン型のグリムに捕食されてしまった。
武器
Melodic Cudgel/メロディック・カジェル(旋律の御杖)
花火のような爆発力のある炎弾を発射する、仕込み銃が組み込まれたステッキ。
基本的には銃による射撃戦に利用されるが、接近戦では杖術の打撃武器としても用いられる。接近戦で使うような特殊な機構は今のところ確認できず、ブレイクとサンの相手をした時には純粋に彼の技量のみで二人の猛攻を捌き切った様子。
持ち手側を撃ち出すことも可能で、ウインチのように相手を引っ掛け、引き寄せることができる。
捕捉
シンボルマークはジャック・オ・ランタンのような笑い顔。
モチーフは『ピノキオ』に登場する怠け者の少年、ロメオ・キャンドルウィックと思われる(ディズニー版『ピノキオ』では名前がランプウィックに変わっている)。
関連イラスト
別名・表記ゆれ
関連タグ
時計じかけのオレンジ:キャラクターデザインが、映画版でマルコム・マクダウェルが演じたこの作品の主人公で語り部であるアレックス・デラージを連想させる。
ジェイソン・ベック外貌、性格