SCP-081-JP-J
えすしーぴーぜろはちいちじぇーぴーじぇー
SCP-081-JP-Jとは、シェアード・ワールド「SCP_foundation」に登場するオブジェクトの一つ。末尾にJがついているようにジョークオブジェクトである。通称「豊穣の世界」。オブジェクトクラスはSafeに指定されている。
SCP-081-JP-Jは桐製の箱に収められたビール会社のポスターで、水色の水着を着用したスレンダーな体型の女性が写っている。
このオブジェクトの異常性は男性が視認した際に発現し、ありとあらゆる女性の胸が「豊かである」と、要は巨乳だと認識するようになる。認識が変化するため、相手がいくらまな板でも巨乳に見えるだけでなく、感触も巨乳のものとなる。
この異常性は複製しても受け継がれ、記憶処理を施しても元には戻らない。
Dクラスを用いた実験では大きい胸が好きな職員は性格が温厚になり、またとても従順な姿勢を見せるようになった、また常にニコニコとしておりストレスが相当に解消されている事が窺えた。
が、まな板が好きな職員は不快感を示しており、ご褒美のつもりだった職員達は困惑することとなった。(直前の質問でノーマル=普乳好きであると詐称しており、財団職員から「Dクラスは性癖関係の質問にちょいちょい嘘つくから、ちゃんと確かめないとこう言う事が起きる」というこの上なくしょうもない注意喚起がなされることとなった。)
このように問題性は何もない、至って無害なオブジェクトのはずなのだが――
しかしある時、女性である████博士(貧)がSCP-081-JP-Jを大量に印刷し研究室に貼ろうとする事件が発生。一歩間違えればKクラスシナリオ待ったなしという状態だったが、幸い同じく女性である████研究助手(巨)がいち早く剥がしたことで男性が曝露することはなかった。████博士はこのような事件を起こした理由について、████研究助手にこう話したという。
「貴方には一生わからないと思います」
…強く生きてくれ。
さらに████研究員が無断でSCP-081-JP-Jを視認するという事件も発生。████研究員は食堂で、「成功だ!おれはパラダイスに来た!」と叫んで飛び跳ねているところを確保され、女性が一人もいないサイトに配属となった。
████研究員:なぜあれを一般公開しないんだ! あれはユートピア製造機だ!
████博士:私もそう思います。Anomalousアイテムへの再分類を申請しておきます。
懲りろや博士。
それに対するO5の返事は、
O5-██:保留。
O5-█:却下。
保留すんな即却下しろ、もうやだこの財団。
また現在でも「大規模に拡散した場合の影響の調査」という名目で何度も申請が来ているが未だ通っていない。
だからもう申請しないでください、████博士。あなたは今のままで十分に魅力的です。