東日本旅客鉄道高崎支社の公式サイトで掲載されている漫画。
同社の所有する蒸気機関車D51形498号機とC61形20号機を擬人化した2人の漢(おとこ)によって繰り広げられる。
あらすじ
蒸気機関車D51 498とC61 20は、上州の覇権を握りたいという熱い思いから、ついには人間となって戦いを始めた。そこにひとりの老人が現れ、彼らに言った。『「瞬発力」「馬力」「忍耐力」「魅力」この四番勝負を収めた者が上州の長として認められる。』と。兄弟二人は老人のもとで熱き勝負を始めるのであった。
登場人物
出五一郎(でご いちろう)D51 498
子供のころから信越線を走るSLに憧れていた。列車で世界一周をすることが夢。
肘を曲げるときにできる力こぶがチャームポイント。その腕には子供5人がぶらさがることが出来るという。七三分けの髪型が特徴。
白井二郎(しろい じろう)C61 20
群馬県利根郡みなかみ町に在住。男性。32歳。トラックのドライバー。
一見強面だが、群馬の温泉と鉄道旅行を愛し、子供と動物に好かれる好人物である。SLの運転士に憧れている。好きな言葉は「根性、根性、ど根性」。角刈りで髭を生やしている。
SL仙人(えすえるせんにん)
年齢、出身地はおろか性別すら不明。この世の人間であるかも疑わしい。
インドの山奥や谷川岳、妙義山の“大砲岩”で修行をしてきた。兄弟に課題とアドバイスを与える。「勝負あり!」が決め台詞。
ター坊(たーぼー)
安中市の小学1年生。男性。「内田商店」の次男。
父親が一郎の幼馴染。とある事件が原因で一郎は彼の両親に頭が上がらないという。父親から子守りを頼まれた一郎の列車旅に便乗することもある。一郎にはため口で話す。
花ちゃん(はなちゃん)
安中市の小学2年生。女性。「島田生花店」の長女。
ター坊の家とは隣同士で、幼稚園の頃から仲良しである。ター坊の姉的存在。家業をよく手伝うしっかり者である一方、一郎の列車旅に便乗するター坊のお世話係として旅に便乗するちゃっかり者でもある。
山ドリィー(やまどりー)
シーズン2から登場。母の実家は草津温泉の旅館「山屋リゾート」。女性。
六本木のディスコで出会い交際を始めたアメリカ人の父と日本人の母を持つ。アメリカ西海岸で育った。現在は「山屋リゾート」で若女将修行をしながら日本語を勉強中。ハイスクール時代はチアリーディング部に所属しており、群馬の観光のために「上州熱血おもてなし隊」を結成、チアリーディングとおもてなしを融合した“OMOTENASHI”を模索している。SL仙人との関係は「極秘」。巨乳。
イベント
四番勝負の最後の対決は公式HPにて投票を行い、得票数が多いほうが勝利するというものであった。結果は一郎の勝利で、後日にビクトリーランと称してD51 498には一郎がデザインされたヘッドマークを装着して運行された。
また2015年7月より「鉄道むすめ&SL兄弟スタンプラリー」が開催。まさかのSL兄弟グッズの登場である。(JR東日本高崎支社プレス発表)
関連項目
敷島ヒメギ - 駅メモにおけるC61 20をモチーフとしたキャラ
レヱル・ロマネスク - D51 498をモチーフとしたキャラクター「ラン」が登場する。