しきかんどの
しきかんどの
本記事ではキャラクターとしての彼について記述。
敵としてはかめんのおとこの記事を参照。
『MOTHER3』に登場するキャラクターで、ブタマスク達を統率する指揮官。
"指揮官殿(しきかんどの)"というのは部下のブタマスク達からの呼称であり、味方視点 つまり敵としては一貫して"仮面の男(かめんのおとこ)"と呼ばれる(ちなみにヨクバからは"アレ"呼ばわりされている)。
リュカ達の前で言葉を話すことは一切ないが、喋ること自体はできるようで、部下のブタマスクからは慕われている。また勘違いされる程度にはリュカの面影があり、リュカより少し暗い声らしい。
第5章『イカヅチの塔』
『ネンドじん工場』にて"しきかんどの"として名前だけ登場。
工場に勤務するブタマスク達がリュカを彼と勘違いしたことで、一行は"しきかんどの"、そしてブタマスクの格好に着替えさせられてしまう。
顔見せは同章のラスト。『イカヅチタワー』破壊の際、勝手に落下したヨクバに代わってブタ母艦のハシゴに掴まっていたリュカ達を発見。艦内へ戻った後、ブタ母艦が一行を振り落とすように大きく揺れ動くため、運転する部下にそのように指示を出したものと思われる。
第7章『7つの針』
『オソヘ城』の中庭、エオリアのハリが刺さっていた場所で再び名前が登場。
無線越しではあるが、またしても部下がリュカを彼と勘違いしたことで、『ノーウェア島』に眠る"闇のドラゴン"を封印する7本のハリを探していることが判明する。
以降、"闇のドラゴン"がブタマスク達の手に落ちないよう、先にハリを見つけ、より多くのハリを抜くことがリュカの旅の目的となる。
推奨ルート通りに行くと次に会うのは『シログネ山』、リディアのハリの場所。
リュカ一行が異変を察知し駆けつけると既にハリは抜かれており、彼はその前に佇んでいる。リュカと何かを感じあった後、てっきゅうメカゴリラをけしかけ自身は翼を展開し飛び去った。
次に遭遇するのは『タネヒネリ島』、ミクソリディアのハリの場所。
けっかいトリオを破り満身創痍の一行の前に現れ、雷で一行を蹴散らし横取りする形でハリを抜いてしまう。
そして『チュピチュピョイ神殿』、イオニアのハリの場所でいよいよ直接の対決となる。
この時点で熾烈な攻撃を繰り出すかなりの強ボスっぷりである為、イベント戦闘と思っていたら全滅してしまいガチだったとして驚いた人もいた。対決の前に然るべきレベルアップで強化かつ惜しみなく計画的な回復を怠らないように。
戦闘では同章序盤で示唆されてた通り、リュカと同じ特別なPSIを使用する。
彼を破り『チュピチュピョイ神殿』のハリを抜くとそのまま第8章に移り、二度と引き返すことは出来ない。不安があるなら直前のカエルでセーブデータを分けておくといいだろう。
※この先は、物語のラスト関わる重大なネタバレが含まれております。閲覧の際には充分ご注意下さい。
◆・・・え?
クラウスって なまえだったのか?
あの ばけものは
◆クラウスなんて なまえが
ついていたのかい?!
◆まるで にんげんみたいな なまえだな。
悲劇から生まれた操り人形 (ネタバレ注意)
第8章の終盤で、彼の正体が3年前に行方不明となったリュカの双子の兄、クラウスである事が明らかになる。
第1章『とむらいの夜』のラストで崖の下に倒れているクラウスの姿が少しだけ映るが、実はこの時点で既に命を落としていた。
その後、彼の遺体はブタマスク達に回収され、メカキマイラとして復活。
しかし生き返った彼には記憶も意志もなく、ポーキーの操り人形としてただ命令に従っていた。
特別なPSIが使え、"闇のドラゴン"を封印するハリが抜けたのは、同じくハリを抜く者として選ばれたリュカと双子であったからに他ならない。
そして一行が諸悪の根源であるポーキーを打ち破った後、『エンパイアポーキービル』最深部、7本目のハリがある場所でラスボスとして待ち受け、最期の戦いを挑む。
最期の戦い
『フランクリンバッヂ』を持つリュカ以外のメンバーは戦闘前に雷を受け『きぜつ』状態になるため、双子同士でのタイマン勝負となる。
攻撃は必ず後攻で2回攻撃。仲間をカムバックさせても次のターンが訪れる前に再び全体雷で倒されてしまい(しかもドラムロール、マジプシーのかたみ無視の即死)、PPやアイテムの浪費にしかならない。
また、正体を知ってしまったためか攻撃指示をしてもリュカは攻撃できず、戦闘は仮面の男の熾烈な攻撃をガードによるロール遅延と回復行動でひたすら凌ぎつづける特殊なものとなっている。
攻撃の意志を見せないリュカに対しても仮面の男は容赦なく攻撃を行い、さらにリュカを庇い説得を試みたフリントすらもPSIで倒してしまう。
なお、残っていた家族最後の一人である実の父親に無慈悲な行為をした怒りからか、リュカはこの時のみ攻撃することができる。
しかし天国からのヒナワの語りかけで、徐々に攻撃に躊躇いが見られるようになる(同時に背景もぼやけ始め、穏やかな波長になっていく)。
そして、自分たちが生まれたばかりの頃の記憶を思い出すと共に、攻撃は弱々しいものへと変わり、ヒナワの最後の呼びかけにより遂に自我を取り戻す。
仮面を外し素顔を見せた後、母ヒナワのところへ行くことを望み、
リュカの『フランクリンバッヂ』を利用して自害した。
今際の際に、こうなってしまったことをフリントとリュカに謝罪。
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