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概要

MOTHERシリーズに登場するキャラクター

初登場となるMOTHER2 ギーグの逆襲ではピッキーアンブラミラードナの4人で過ごしていた一方、MOTHER3では本編の展開上彼の家族本人以外一切登場しない


性格

イーグルランドの田舎町オネット出身で、主人公・ネスの実家の隣であるミンチ家の長男として生まれる。

ネスの友達…というか悪友に近い存在(最終的には宿敵になったとも言える)。

見た目はネスよりも太った肥満体で、金髪で両目が隠れているのが特徴。一人称は「ぼく」だったり「おれ」だったり安定しない。


親のに恵まれない家庭で育った為か、我儘で意地汚く自己中心的な性格に育ってしまっている。

ネスの様なPSI(サイ)能力は持たないただの人間なのだが、それを補って余りある程の悪意の持ち主。弱いと見なした者(主にネス)に対しては非常に横暴な振る舞いをし、人が傷つくような言葉を平気でぶつけるどころか、騙して利用したり物を盗んだり誘拐といった犯罪行為にさえも躊躇を見せない等、幼さや家庭環境について差し引いても人としての良心は無いのかと疑いたくなるレベルな人間性の持ち主。

が、性根は意気地の無い臆病者で、ウソ泣きや死んだふり、ネスを盾にする等して身を守ろうとして自己保身に走り、「強い者の味方」を公言して強者に媚び諂い取り入る事も全く躊躇わない等、プライドの無さを頻繁に見せている。また、それらからも推察出来る通り、追い詰められると冷静さを失ってしまう形で形振り構わない行動に出る傾向が強く、その場凌ぎにしかならない安易な手段に出てしまう事もある。

以上からも、どうしようもない性格である一方、愛情友情に飢えている節も見せており、愛情に溢れているネスの事を羨ましく思っている。


自体は裕福ではある反面、何故か他者に借金をする程お金に困っているが、これはアンブラミの躾の厳しさから多額の小遣いをもらえないに加え、ポーキー自身の金遣いが常軌を逸して荒い可能性もある(後に大富豪の地位を得た後、普通じゃない羽振りの良さが噂になっている点で、その事がうかがえる)。

また、やたらとノックの音が下品で、この点は何故か弟も同様(両親のどちらかの影響か?)。好物お菓子らしいが、嫌いな物はネスの好物(デフォルトでは『ハンバーグ』)である。


性格にかなりの問題はあれど、本来ならポーキーはあくまでも普通の子供に過ぎなかった。

だが、ネス達が冒険を進めていく中、まるで理性のタガが外れてしまったかの様に悪の道へとどんどん突き進んでいき、それによって幼児性と暴力性が増していった結果、最終的には完全に取り返しのつかない領域にまで踏み込んでしまう事になる。


作中での活躍

MOTHER2

◆なぞのいんせきのことなら

 このポーキーさまが あした

 くわしく おしえてやるからさ。


◆おれはいいけど

 おまえは じゃまになってるんだ!


冒頭

レッツで ゴーだぜ!

物語の序盤、オネットのに落ちた隕石に興味を持ち、ピッキーを連れ出していたのだが、怯えて一人だけ逃げ出してしまう。

しかし、ピッキーを置いてけぼりにした事実が父親・アンブラミにバレるのが嫌だった事から、自宅で就寝していたネスを強引に巻き込む形で一緒に探しに行った際、彼がブンブーンと出会いお告げを聞かされる場を、偶然にも立ち会う事になる(帰宅後、父親・アンブラミからは迷惑をかけた罰として尻叩き100回のお仕置きをピッキー共々受ける事となった)。


その後、ブンブーンからギーグから地球を救う子供の1人である事が告げられたネスは旅に出るのだが、何を思ったのか、ほぼ同時期にポーキーもオネットから出て、ネスの行く先々で様々な人間に取り入っては彼の前に立ちはだかる事になる。


なお、ポーキーの取り入った先では度々ギーグの創り出した黄金像である「マニマニのあくま」が関わっており、ポーキーもその影響下にあったのではないかと思われたが、マニマニのあくまが破壊された後も全く変化が無かった様子からも、どうやらポーキーはマニマニのあくまの干渉は受けておらず、あくまでも自らの意志で悪事を行っていた模様

ちなみに、ポーキーが向かった先での彼の評価は散々そのもので、「ふとったガキ」、「いけすかないデブ」、「ふくをきたブタのようなもの」、等と言われ放題で、逆に見ればそれだけポーキーの振る舞いが酷過ぎた事が容易に想像出来る。


旅先にて

最初は「ハッピーハッピー村」にてカーペインターに取り入り、ハッピーハッピー教の幹部にのし上がってポーラの誘拐という犯罪に手を染めるも、ネスの活躍によりカーペインターや信者達は正気に戻ってしまう。

その後は改心した振りをしてネスに取り入ろうとする狡猾さを見せていたが、これも失敗。開き直る形でその場を走り去っていく。なお、この直後にて、無人販売所に存在していた商品全てを独り占めする形で持ち逃げしたらしく、そのせいで販売所は閉店に追い込まれてしまった。


uh-huh?

その後、今度は『フォーサイド』にて、モノモッチ・モノトリーに取り入り実力者として君臨。この時には半ズボンのオーバーオールから派手な赤いスーツ姿になっている。

会社重役のコンサルタントとして莫大な財産を築き、本人曰く「経済のみならず政治にまで携わるようになった」とまで語り、数人のガードマンが傍についている。ちなみに、父・アンブラミもまたポーキーの口添えで重役となっている。

この頃になるとポーキーの性格面はかなり悪化する事になっており、すっかり傲慢になってネスの事を「ぶたのけつくん」や「チビスケ」呼ばわりし「物乞いに来たのか」とまで嫌味を言う等、マウントを取る態度を見せていた。

一方、モノトリーはマニマニのあくまの影響下にあった反面、小心者のままであった点を見ると、彼(モノトリー)の悪事の数々はポーキーによって唆された物である可能性が高いと言える。ちなみに、ポーキー専用のエレベーターにいるエレベーターガールが「後ろにくっついてヒップをじろじろ見ないでね」と言っていた点からも、彼女に対するセクハラまで行っていた模様。

モノトリーが正気に戻ると、今度は彼がネス達の為に用意されたヘリコプターを強奪し、「お人好しに戻っちまったじいさんに用はない」と言いながら、相手が攻撃出来ないのを良い事に言いたい放題暴言を放った末、逃げるが勝ちとばかりに飛び去って行った。

これ以降、終盤に至るまでポーキーとは遭遇しなくなるのだが、以降のネス達の行く先々で彼の情報を得る事になる。


ネス達が色々と手間取ってサマーズに辿り着いた際は、ただの観光旅行かそれとも別に目的があったのかは不明だが、博物館のガードマンに買収する形でヒエログリフの写真を撮ったり、ホテルのドアマンにチップをはずむ等、金銭的にかなりの余裕な様子が語られている。

しかし、後に砂漠の国であるスカラビでは、そこを立ち寄ったと思われるポーキーが「名残り」としてノグソをして行った事実が語られ、マナーの悪さを見せている。

砂漠に来てまで何やってんだコイツは…。


その後、ネス達が魔境にまで辿り着いた際に、ポーキーも既に立ち寄っていた事実が判明するが、毒の沼地帯にてポーキーの乗っていたヘリが墜落している現場をネス達が発見。ジェフがヘリを直そうとした際は、何故かポーキー本人だけでなくヘリのエンジンまで無くなっていた事実が判明している。

この時点で消息不明になったポーキーであるが、その後はなんと地底大陸にて彼らしき人物がいた事実が明らかとなり、彼から「心が張り裂けそうな事」を言われたとされるグミ族が、傷心を癒やそうと温泉に浸かっている様子を見せている。だが、岩で塞がれているはずのルミネホールへ通じる穴をどうやって入ったのかは不明。あるいは穴を岩で塞いだのにポーキーが何らかの形で関わっていたのだろうか?


そして終盤では、過去に行く為にどせいさんが製作した『スペーストンネル』を強奪。生身の状態のままで『過去の最低国』へと向かってしまう。


最終決戦時

自分達の魂をロボットに入れてまで最低国の最深部にまでやって来たネス達の前に、ギーグの元にいたポーキーは見た事も無い重機械に搭乗して立ち塞がる


◆ネス! おどろいたか。

ぼくだよ ポーキーだよ。

つよいものの みかた!

ポーキーだよ。


ぼくだよ ポーキーだよ

どういう経緯は全くの不明だが、ポーキーはなんとギーグの配下となっており、その時には既に「悪の化身」どころか「邪悪な力」そのものと化し人格の崩壊していたギーグと共に、ネス達へと襲い掛かる。

しかし、追いつめられると、かろうじてギーグを保っていた「あくまのマシン」のスイッチを勝手に切る形で真の姿と化したギーグをけしかける。


◆けっ けっ けっ けっ。

おまえたちの ちからも

そんなもんで せいいっぱいだろ。

◆この いじげんくうかんに

せいぎのみかたとやらは

おまえら よにんだけ…。

◆だれにも しられず

うちゅうのゴミになって

きえるのを まつばかり…。

◆くーっ

かなしいはなしだよ。

なみだが でるね。

◆おれも ドキドキしてるんだよ。

…こわくてさ。

◆この まっくらやみに むかって

たすけを よんでみるかい。

◆ハハハハハ。

◆ママーッ! って

さけんで みろよ

ネス!

◆ママーッ! パパーッ!

おしっこもれちゃいそうに

こわいよう! ってか。

◆テレパシーでもなんでも

つかえるもんなら

たすけをよんでみれば いいさ。

◆よわむしけむしの

せいぎのみかたさん!

◆だーれも きちゃ くれないぞ。

◆けっけっけっけっ…。

◆はやく らくになりなっ!


自分の有利だという確信からか、ポーキーはこれまでの鬱憤を晴らすかの様に、醜悪なまでに挑発的な言葉を言いながら、ネス達を煽り続ける。

だが、自らが不用意に言い放った言葉が原因で、結局はネスの仲間の一人が起こした「奇跡」により、ギーグも完全に倒されてしまう事となった。

しかし、なおも自らの負けを認めようとしなかったポーキーは、「何処かの時代に逃げて次のプランを立てる」とネス達に捨て台詞を残し、時空間を渡って逃亡した。


◆えんがあったら また あうさ。

シー ユー アゲイン!

◆ほんとに カッコイイのは

どっちかな?!


その後の行方は不明だが、少なくとも家に帰っていないのは確かで、EDのラストで彼が書いたと思われる手紙がピッキーから渡された。その内容は…


◆ここまでおいで。おしりペンペーン!


果たして、ポーキーは何がしたくてネス達の行く先々を立ちはだかっていたのか?

その答えはおそらく、ポーキー自身にも分からなかったのかもしれない…。

弟のピッキーだけは、永遠に家へと戻って来なくなった兄の行方を案じていた様だが、エピローグの自由行動で見る限り、ミンチ家は実質的に家庭崩壊している様子。

タイムトラベル」と言うある意味で究極の自由となれる手段を得てしまったポーキーにとって、もはや弟や家族の事など何の未練も無いのだろう…。


なお、ギーグが何故ネスの隣人に過ぎなかったポーキーを配下として迎え入れたのかについては、ギーグ自身が人格を崩壊させてしまった事もあって、最後まで明かされる事が無かった。少なくとも、ポーキーが魔境でヘリを墜落させた時期には、ギーグからの接触を受けていた可能性が高いと言え、地底大陸に辿り着いていた事にも説明がつくと言える。

また、これは本当に予想外な真実だが、ギーグの配下となったポーキー自身の言葉によると、ポーキーの数々の悪事に関しては、ギーグの所有する予言マシンである『ちえのリンゴ』でさえ予言出来ていなかった事とされている。

もし、それが事実だとすれば、ポーキーは予言で把握する事の出来たネス達よりも遥かに『特別』かつ『イレギュラー』な存在であったという事になるだろう。


MOTHER3

本作がニンテンドー64の作品として製作段階であった時の副題は『豚王の最期』であり、その当時よりポーキーが物語の黒幕で何らかの形で最期を迎える事が確定していた

当初本人は全く登場しなかったが、第7章『7本の針』のラストにて、『ノーウェア島』の『タツマイリ村』の人々の憧れである”トカイ”こと『ニューポークシティ』の支配者"キングP"の正体であった事実が判明。

飛行機能を備えたリムジンの運転手を通してリュカ達をニューポークシティへ招待した。


そして、第8章『なにもかも なにもかも』ではリダの情報から『エンパイアポーキービル』の100階で指示を出している事が明らかになる。


ポーキーからの放送による挑発を受けたリュカ達は、それに乗る形で100階を目指す事になるのだが、行く先々ではポーキーの暴虐によって行われている非道が描かれており、中には『液体の入ったカプセル「よいひと温泉」内に閉じ込める形での洗脳処置』等、ギーグの技術を利用して開発されたと思われる施設も存在していた。

更に進む中、リュカ達はポーキーを模したロボットであるプチポーキーと「モグラ叩きゲーム」、「一本橋早渡りゲーム」、「どっちでバン!でショー」の三本勝負での大戦をさせられるのだが、圧倒的勝利は勿論、わざと負けるのもダメ、ギリギリで負けるだけが「正解」という馬鹿げたルールだった為、リュカ達には呆れられる事になる(特にダスターは「こんな事させるポーキーって、俺達が思っていた以上に下らない奴の様な気がする」と酷評している)。


Porky


◆おわりの はじまり。

◆すべての おわり。

◆なかよく しようよ。


◆ぼくが ポーキーです。

◆ほんとうは こんなに すなおな

 ただの ちいさな しょうねんです。


ようやくビルの100階に辿り着いたリュカ達の前に、ポーキーが姿を現したかと思われたのだが、その正体は彼が自分そっくりの外見をして造らせた『メカポーキー』であり、突如自爆したメカポーキーにリュカ達が怯んだ後、新たに複数のメカポーキーが召喚され、襲い掛かった。

当初は、幾ら倒しても無尽蔵に送り続けられるメカ達に任せ、ダメージを受けて追い詰められる度に自爆させる卑劣な戦法で、徐々に彼らを追い詰めようと試みる。

しかし、音楽から愛した為にポーキーの洗脳が効かなかった『D.C.M.C.』の乱入援護によって全てのメカポーキー達は蹴散らされた。

更に、3年前の悲劇からずっとリュカ達を心から信じ支え続けたライタやフエル、ブロンソン、ウエスなどの仲間達、彼の大切な家族であるフリントやアレック、そしてかつて『キマイラ研究所』から離反したアンドーナッツ博士も駆け付け、一気に劣勢状態へ逆転する。


窮地に立たされた彼はリュカ達に声をかけた後、遂に無数の天井からポーキー本人が目の前に現れるのだが……。


◆ゴホンゴホンゴホ。

◆もうすこし まえにでて

 よくかおを みせてくれ・・・。

◆おお そんなかおを していたのか。

◆ここまで きみたちを

 よんだのは ぼくだ。

◆みらいと かことを

 じゆうに いききしてきた たびびと。

◆だれよりも おりこうで

 だれよりも チャーミングで

 だれよりも いたずらっこな

ポーキー・ミンチさま でーす。

◆この ちきゅうさいごの じんるいを

 きどっている

 へろへろ いきのこりの しょくん!

◆あらためて ようこそ。

 おしり ぺんぺーん!

 あはははははは。


招かれざる侵略者(ネタバレ注意)

ポーキー

そこで明らかになったのは、前作からは想像も出来ない程老化が進み歩行呼吸すら困難になる程衰弱した姿だった

実際に、移動時にはベッドと言うよりものようなカプセルからの生えたマシンに、まるで介護される老人のように収容された状態で行動している。


前作でのネス達とギーグによる死闘後、時間転移の機能を利用して様々な時代世界を一人旅していた様だが、すっかりエゴを肥大化させてしまったその我儘で暴力的な性格故に、誰からも受け入れられず、追い出されてしまう経験を繰り返していた模様。

しかし、前作でアンドーナッツ博士が推測していた通り、本来時間転移は生身の状態で行うのは非常に危険な事で、ネス達も魂をロボットの中に入れる形で行っていた。だが、ポーキーの場合は生身の身体のままで時間転移を繰り返してしまい、その影響によるものか身体は『不死』化したが、『不老』化にまではならなかった為、『不死身の身体になったが無限に老化し続ける』という歪な人間になってしまった(前作のギーグとの決戦時、肌の色が青白くなってしまっていた点からも、既にその時には身体の変調の兆候が始まっていた事がうかがえる)。

当人は「1000歳かも知れないし10000歳かも知れない」と語っており、肉体は醜く変調しても精神子供のままであった。その為か、口調は大人びた物と幼稚な物の入り混じった物となっており、本人の台詞から歯も入れ歯となっている模様。

極めて歪な形で時を過ごした結果、自制心が無い精神と、自己顕示欲支配欲だけが肥大した悪の権化となってしまい、旅の道中で出会い洗脳によって集めた人々を自らの私兵であるブタマスクにし、更には強力な武器や兵器を自身の戦力として開発させ、侵略を行う形で様々な時代に大きな混乱を撒き散らす様になってしまった。

その歪んだ性格を自覚してはいたものの、最後まで認める事はしなかった。


◆わらうのか。

◆ゴホン ゴホン

◆ぼくを わらうのか!


時間転移を繰り返した末に『ノーウェア島』に転がり込む形で辿り着いたポーキーは、間接侵略に乗り出すべく、序盤から住民洗脳や島で動物キマイラ化による生態系の破壊を試みた。

更に、自己の欲望とも言えるニューポークシティや街の何処かに『キングのぞう』を作り上げとして君臨する等、文字通り子供らしく島を玩具のように扱いやりたい放題やっており、私兵のブタマスク達には島の侵略の促進も命じている。

このような経緯から彼は本作の全ての元凶であり、皮肉にもヒナワクラウスを間接的にへ追いやっている


野望と顛末

マジプシーロクリアから島にある7本のハリと闇のドラゴンの話を聴いた事がきっかけで、自分を必要としない世界を滅ぼしてやろうとクラウスの死体を改造して生み出した仮面の男にハリを引き抜かせるように命じる。

そして、7本目のハリの所へ向かった彼の後を追うリュカ達を阻止する為、勝負を仕掛ける。


しかし、想定以上の強さで乗っていたマシンが壊れる事態に遭った事で、追い詰められた彼は、アンドーナッツ博士を騙して製作させた『ぜったいあんぜんカプセル』に逃げ込んだ。

これはあらゆる外部からの干渉を阻む事が出来る"絶対に安全な"カプセルであるが、同時に1度入ったら永遠に出られないという代物で博士曰く"外に居る人にとっても絶対に安全"なカプセルであった。

ポーキーはそれを知ってか知らずか、リュカ達の前で嬉しそうに揺れていた。


絶対安全

そして、最後の1本はリュカによって抜かれた事で野望が潰えだだけでなく、彼はカプセルの中で死ぬ事も許されず、例えドラゴンが目覚め全てが終わった後も永遠に生き続ける運命を辿る事になってしまった


対人関係

家族

ラードナ・ミンチ

母親。大きな口に寄り目と不気味な見た目をしている。

自称「正直者」であるが、それを良い事に口が非常に悪く、ブンブーンを蝿と見なして殺害したりと暴力的な一面を覗かせる(ブンブーンのステータスを参照するに、ファンによっては彼女をMOTHERに登場する最強生物と評する声もある)。

ピッキー一人に留守番をさせてアンブラミと外食に行ったり、エンディングでは我が子であるはずのポーキーを「ブタ息子」呼ばわりして名前で呼ばない、愛人(カラーマン)を家に連れ込んで子供の目も気にせず堂々と浮気をする等、ポーキーが捻くれていった理由をある程度推察できる精神構造をしている。

『MOTHER3』では彼女に似せたロボットがレストランの従業員として登場するが、「すききらいはあってもいいのよ」だのとポーキーを甘やかす様に人格がプログラミングされている辺り、ポーキーは母親に愛して欲しかったのではないかと思われる。

彼女の存在を踏まえた上で『MOTHER』というタイトルを考察すると作品への見方が変わる…かもしれない。


アンブラミ・ミンチ

父親。メガネを着用している。

妻からはお人好しと呼ばれており、ネスのパパに金を貸している。貧乏暮らしを自称している割に子供たちを差し置いて外食するだけの余裕はあるようだ。妻のラードナに比べると息子達への教育は厳しく、冒頭でも勝手に外に出た二人にお仕置き(ケツたたき100回)する様子が描かれているが、それでも無関心よりはずっとマシと言えるくらい、子供達への愛情はあったと言える。だが、ポーキーからは、内心自分に冷たい父親としか見なされていなかった模様。

フォーサイドの「モノモッチ・モノトリー」によって一度はリッチマンとなるが、これは「子の親を思う気持ち」ではなく「自分を冷遇した父親を部下にしてこき使ってやろう」という思惑だったと思われる。実際、モノトリーが正気を取り戻した後はあっけなくポーキーに見捨てられている。

エンディングでは、上記の通り妻が間男を連れ込んでいる実家に戻る事もできず、ボルヘスの酒場でひたすらヤケ酒する程までに落ちぶれてしまう。

ちなみに、両親の名前の由来は「脂」が由来である。


ピッキー・ミンチ

弟。こんな歪な家庭に育ったにもかかわらず、(ノックの音を除いて)常識人である。物語の冒頭においても、兄と違ってネスの戦闘の手伝いをしようと懸命な姿勢を見せており、ダメージこそあてにならないものの、責任感や勇気の強さを持つ様子を見せている。

これでも兄の事を心配するぐらいには兄弟仲は悪くなかったらしい。ただし、その割に冒頭で兄貴に酷い目に遭わされまくっており、ポーキーがネスを連れだしてピッキーを探したのも、「弟(ピッキー)が心配だった」ではなく「父親(アンブラミ)に叱られるのが嫌だった」という保身からだった。更にマジカントでの発言からも、お菓子を取り上げられる等、兄からは意地悪されていたらしい。

最終的に兄は自分達を捨てる形で去ってしまい、父はヤケ酒、母は浮気と、一家の中で最も割食ってしまう事になった。当然、エンディングの自室では、元気の無い様子を見せているが、エピローグにて兄からネス宛の手紙を届けている。


ピッキーとトレーシーお兄ちゃん!!私、彼氏ができたの^^


小説版では、ネスの妹であるトレーシーが、幼馴染み兼ガールフレンドとなっている。原作でもこの関係である可能性が高いので、しっかり者の彼女が兄を失い家庭崩壊して落ち込んでいるピッキーを何とか立ち直らせて欲しいと思わずにはいられないプレイヤーも少なくないだろう。

唯一の救いと言えたのは、「その後における兄の顛末を知らずにいられた点」であるか…。


家族以外

ネス

原作

ともだちとヨーヨー

MOTHER2』においては幾度となくネスと衝突したポーキーだが、本音では彼を大切な友達と思っていた。

実際に、作中では彼の事を何度も馬鹿にしたり見下したりしているが、同時に心の奥では親の愛情に恵まれずねじくれた自分に普通に接してくれる唯一の人物で大事な存在と考えており、同時に親の愛に恵まれていた事を羨ましく思っていた

また、それは決してポーキーの一方通行の思い込みではなくネスも何処かで気に掛けていたのではないか、彼の行動原理が両親に愛されなかった事によると知っていたのではないかと思われる。ネスの仲間も彼の育った家庭とその行動原理の事を既に話されていたか、あるいは理解していた節も充分に考えられる。


なお、『MOTHER2』の『マジカント』ではこんなポーキーの台詞も見られる。

こころのきょり

◆ネス

 おまえは いいよな・・・・。

◆なんか おまえのこと

 うらやましいよ。

◆・・・・・・。


◆おれなんか ダメさ。

◆だけど、ネス

◆・・・・ま、いいよ。

◆いつまでも なかよく

 やっていこうぜ な。


この事から、彼の理解者に最も近かったのはネスなのではないかと思われるが、その真意を知る前にポーキーは時空間に飛び去った為、やがて『MOTHER3』で一連の悲劇と彼の悲惨な末路へと繋がっていく事になる。


最悪の隣人


もし、もう少し早くお互いがお互いを理解出来ていれば、あるいはネスがより早くポーキーと話し合う事が出来ていれば『MOTHER3』の悲劇は回避され、ポーキーも悲惨な末路を迎えずに済んだのかもしれない。

ただし、ネスの方も旅の行く先々でポーキーに色々と邪魔ばかりされた事で苦労していたのも事実である為、彼一人の為にネスが自分を犠牲にしなければいけなかったというのも酷な話と言える。特に同行していたからしてみれば、ネスに絡んでくるポーキーの行いは迷惑以外の何物でも無かっただろう。


MOTHER3』では、ネスに対して抱いていた友情についてが顕著に示されている。

例えば、ネスから貰った『ともだちのヨーヨー』を『イカヅチの塔』でマシュマロちゃんに管理を任せる程厳重に保管していたり、彼の活躍を収めた映画を『ニューポークシティ』の映画館で上映もしている。

更に、この映画にはポーキー自身の行動を脚色したり、ネスを貶めたりするような作為的な描写は一切無い。この事から彼がネスに嫉妬する一方で友情を感じ、大切な存在と見ていた事が窺える。


小説版

年齢14歳に変更された事で、ネスより年上となっている。幼い頃は彼の良き兄貴分だったが、入学後に上級生にいじめられていた所を目撃した彼に見て見ぬ振りをされた事がきっかけで、性格が歪み始めるようになった。

そして、本編では『オネット』に墜落した隕石に潜んでいたギーグに寄生され、徐々に蝕まれるようになった。終盤ではギーグが復活する前に自我を取り戻し「今のうちに殺してほしい」という自身の願いを聞き入れたネスによって倒された。


その後、ギーグ打倒で生じた歴史改変でポーキーはネスのという世界に変化し、仲の良い兄弟のままエンディングを迎えた。

なお、改変後は体格や性格がスポーツマン然とした面倒見の良い頼れる兄貴となっている。一方、ミンチ家はピッキーの1人っ子の家庭でネスの家との力関係も逆転した。


このように、小説版の結末は『MOTHER3』に繋がらない(と思われる)展開になっている(もっとも、この小説版が出たのが『MOTHER3』よりもずっと前なので無理は無い事だが)。

恐らく、ポーキーの行動原理が"両親に愛されなかった事"にある事を一番良く知っていたネスが望んでいた結末かもしれない。色々と賛否両論ある小説版だが、もし興味があるなら是非読んでみよう。



ステータス

MOTHER2

序盤では一時的にNPCとして行動するが、戦闘中では臆病者な一面から死んだ振りをしたりネスをにするといった行動を取り、敵には一切攻撃しない。


一転、ラストバトルでは先述通り「じゅうそうび」に乗り込み敵として登場。第1形態のギーグにはこちら側の全ての攻撃が跳ね返されてしまう為、展開を進めるにはまず彼を攻撃しなければならない。

味方全体のオフェンスとディフェンスを下げる『とてもくさいガス』や、味方1人に大ダメージを与える突進を繰り出して来る。一定ダメージを受けると、ギーグを制御していた『あくまのマシン』のスイッチを切った後にネス達の戦闘から離脱し、戦闘が終わるまで状況を俯瞰するようになる。詳しくはじゅうそうびポーキーを参照のこと。


MOTHER3

メカポーキーは、力尽きる前に爆発で全体ダメージを与えてくる。その為状況に応じて攻撃と回復のタイミングをしっかりと見極めなければならない。


ラストダンジョンで戦うポーキーは、前2作のラスボスのような正体不明の攻撃(主に物理や『なみだ』の状態異常攻撃)を仕掛けてくる。

特に厄介なのは防御・シールド無視の全体攻撃。リュカが「ライフアップΩ」をいつでも使えるようにはしておきたい。

クマトラが「PKグラウンド」を覚えているなら、サイコシールド無視の大ダメージを与える事ができる。


大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ

大乱闘スマッシュブラザーズX

アドベンチャーモード『亜空の使者』で、ボスキャラクターの1人として登場。容姿は『MOTHER3』の物を踏襲しており、原作と同様に棺桶から足の生えたようなマシンに搭乗している。

最初は「キングのぞう」に乗り込んでリュカを追い掛け回していたが、救援に駆け付けたネスに像を破壊された事で遂に姿を現し、両者と激突する。


なお、「キングのぞう」は無敵で絶対に倒す事は出来ず、接触すると大ダメージを受けて吹っ飛ばされてしまうので注意。その為、序盤はポーキーを倒すのではなく逃げ延びる事がシナリオを進める条件となる。


超威力の突進やボディプレス、脚部の1つを使った乱れ付き、さらにレーザーなどで攻撃してくる。重い一撃と多段ヒットして大ダメージを与えてくる技の両方を兼ね備えており、更に鈍重そうな外見に反して意外に素早い為、経験者でも苦戦する。

特に、最高難易度の「ゲキむず」ではあらゆる攻撃から一撃でKOされる危険性を孕む非常に危険なキャラクターとなっており、ガレオムデュオン以上に苦手意識を抱いているプレイヤーも多い。


因みに、亜空軍の一味だったかどうかは不明(厳密には亜空軍配下の兵士と共に登場するが、「キングのぞう」の状態では敵味方関係なく押し潰して歩いていた為)。


大乱闘スマッシュブラザーズ_for_Wii_U

口の達者なワガママぽっちゃり少年だった彼、しかし、ごらんのとおり異様な姿である。

いったい彼に何があったのかを説明するには、ゲームを2本ほど、作らなければならない。

オネットの町に住んでいた頃は、ネスのママに「いつもきれいですね、へへへ」といったような、おせじを使うたんなるマセガキ君だったのに・・・・・・。

(参戦後のフィギュア名鑑より)


フィギュアのみ登場。


大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL

同シリーズからメジャーやマイナー問わず様々なキャラクター達がスピリットで登場する中、彼は現時点で未登場となっている。ファンの間では「『ぜったいあんぜんカプセル』に彼も含まれているのではないか」といった説も考えられているが、真相は謎のままである。


考察

ポーキーが家出した理由

実家の環境上、ポーキーが家出する事になるのは遅かれ早かれであったかもしれないが、『MOTHER2』においてポーキーが家出した決定的な切っ掛けとなったのは、おそらく「ネスと共にブンブーンの『お告げ』を聞いた事」と思われる。

作中では「3人の少年って俺も入っているのかなぁ。嫌だなぁ…」とボヤいていたポーキーであったが、本心では「選ばれた人間」であると告げられたネスに対し強い嫉妬心や劣等感を抱いていたと思われ、それによって「自分もネス以上の存在になる」と対抗心までも持った結果、家族に何も言わず家出する事になったのだろう。

しかし、12歳の子供で仲間もいなければPSIも持っていない上に、ずっと他人を当てにしなければ何も出来なかったポーキーがいきなり一人で何かを大成出来る訳が無く、結局は「自分よりも強い力を持った者に取り入る」という安易な手段に走ってしまう。無論、普通だったらそんな他力本願によってロクな結果になる訳が無く、実際最初にハッピーハッピー教のカーペインターに取り入った際は失敗しているのだが、二度目のモノモッチ・モノトリーへの取り入りは巨万の富を得る形で成功してしまう。しかも、隠し口座でも設けていたのか、モノトリーが正気に戻って逃走した後も大富豪のままであった為、ある意味では「不運」とも言える形でポーキーは挫折や自分を見つめ直す機会を得られないまま、道を踏み外していく事になってしまった。

なお、ポーキーが取り入った先には、度々ギーグの制作した「マニマニのあくま」が関わっているのだが、「お人好しに戻っちまったじいさんに用はない」とモノトリーの元の性格を知っていた点からも、ポーキーはマニマニのあくまの影響を受けず、尚且つこれのもたらす効果を見抜いた上で取り入り利用していた可能性が高い。


ギーグに選ばれた理由

『MOTHER3』での数々の所業からも、ポーキーは確かに「極悪人」と呼ばれて然るべき存在なのは確かであるが、『MOTHER2』の終盤にてギーグの配下になるまでは、せいぜいセコい犯罪者止まりの悪人といった所で、「人類の敵」とまで言う程の脅威では無かった。にも拘らず、「ポーキーがギーグによって配下として見出される様になったのは何故なのか?」という疑問が出て来るが、劇中では最後までそれを語られる事は無いままギーグは消滅した。

これについて推察出来る「理由」とは、おそらくギーグ自身の過去にも関係していると言える。ギーグは邪悪の化身であるのだが、『MOTHER』のストーリーからも分かる通り、人間の女性であるマリアに愛情を注がれて育った事で、ある種の「弱さ」を抱える事になってしまっていた。一方でポーキーの方は、両親(特に母親)から愛情を注がれなかった結果、「他者への共感の持てない」という、ある意味でネスどころかギーグ以上の「強さ」を持っていたとも言え、それに気付いたギーグは、自分の持てなかった「強さ」を持っているポーキーに利用価値を見出し、配下に加えた可能性が高い。無論、ギーグは単に部下にする為だけにポーキーを選んだ訳では無かったと言え、小説版『MOTHER2』の内容から推察すると、自我を失いかけていた自身をポーキーと融合させる事で「完全な悪の権化」になろうとしたのかもしれないが、結局それを実現させる前にギーグは自我を失っただけでなく、ポーキーによって『あくまのマシン』のスイッチを切られる形で裏切られる等、結果的にポーキーを利用するどころか逆に利用されてしまう末路を迎えてしまう事になった

だが一方、ポーキーの人格が歪みきっていた理由は単に「両親の愛情を得られなかった(つまりは後天的)」だけでは無いのではないかという見解も少なくない。実際、ポーキーの弟であるピッキーは、彼と同じ環境で過ごしながらも人格を歪ませる事無く真っ当な性格に育っており、また物語冒頭の数々の身勝手さやネス達の行く先々での行動、受けた恩を恩とも思わず平然と仇で返す不誠実さ等、ポーキーの自己中心性はあまりにも常軌を逸していたと言わざるを得ない部分があった。「愛情の無い家庭」がポーキーの精神の歪みを加速化させてしまったのは確かなのかもしれないが、もしかしたら彼には「最初から他者への共感性の無い大きな歪み(つまりは先天的)」があったのではないかという推察もまた、出来なくもないのである。


世界滅亡の元凶?

『MOTHER3』の終盤において世界は僅かな生き残りを残して滅んでしまった真実が語られているが、何が原因でそうなってしまったかについては「人間によって起こされた事」以外について全く語られなかった。その為、これは完全に想像の域となるが、一部ファンの間では「MOTHER3のストーリーの世界で僅かな生き残りだけを残して世界が滅んだ原因は、『タイムトンネル』を使って様々な時代へ好き勝手に介入したポーキーにあったのではないか」という考察がある。

『MOTHER3』のストーリー内におけるポーキーの行動から見ても、一個人の人生はおろか一部の国家の存亡や歴史その物さえも大きく変えてしまった等、様々な時代に跳んでポーキーが行った介入の内容は容易に想像が出来、特に『様々な時代の大勢の人間達をブタマスクへと洗脳して、後先考えずにその時代から勝手に連れ出してしまった行い』は、予定の時期となる未来にて死を迎えるはずの人物が突然死亡してしまったり、その子孫が生まれる事自体無かった事になってしまった可能性も十分にあったと言える。その結果、歴史の中で様々な『矛盾』を孕んでしまった事で、所謂タイムパラドックスを連鎖的に引き起こしてしまう事態となり、自分の本来いた世界(MOTHER2の世界)と時間軸が完全に分岐されてしまい、世界が滅亡してしまう事に繋がった世界へ最終的に辿り着いたとしても何らおかしな事は無かったと言えるだろう。SF作品等で有名な「バタフライ効果」等からも分かる通り、歴史を変えてしまう所か、特定の時代に介入してしまう事自体、極めて危険な影響をもたらし兼ねない行いなのである。

無論、そのような行いを繰り返せば、いつしかポーキー自身も消滅してしまう危険性が生じる事になるが、生身で時空転移し続けた影響で身体に変調をきたしていた彼の場合は、タイムパラドックスの影響を受けずに済む可能性があり、また同じ時間軸のみならず並行世界にも跳んでいたとすれば、尚の事消滅は迎える事は無かったと考察出来る。


ちえのリンゴの謎

これも完全に想像の域なのだが、一部ファンの間では「MOTHER2でギーグの敗北を予言した『ちえのリンゴ』とは、MOTHER3でリュカ達に敗北し『ぜったいあんぜんカプセル』に入ったポーキーの成れの果てではないか?」という考察がある。

「『ぜったいあんぜんカプセル』はカプセルなので形状がリンゴに似ている。」、「ポーキーはMOTHER2のギーグの最期を知っている(上記のように最終決戦後にネスに対して手紙を送っている)」事が考察の根拠となっている。つまり『3』での一件の後に何らかしらの方法で『2』の世界に戻る事が出来、そこで出会ったギーグに対し「自分が見てきた過去の事実」を一部の真実を伏せた上で「予言」として伝えたのではないか?という事である。

他にも「『あくまのマシン中央部の球体』=『ちえのリンゴ』=『ぜったいあんぜんカプセル』であり、ギーグは予言の力を得るべく『ちえのリンゴ』を『あくまのマシン』と接続してしまったが、それのフィードバックによってポーキーの歪みきった精神に汚染されてしまい、自我を崩壊させてしまった挙句に暴走したのではないか」という説もある。

これらはあくまで想像でしかないが、『2』開始当時はポーキーも『ちえのリンゴ』の存在を知らなかったので、「未来のポーキーが自分の過去を変えるために予言を伝えたが、その予言のために過去の自分が未来の自分と同じ道を進むことになり、『2』→『3』→『2』→『3』→...という『時間軸の無限ループ』に取り残されてしまった。」という考察である。


余談

  • 糸井によると、非道な悪行を繰り返しておきながら生き延びたという点を批判するプレイヤーもいれば、死ぬよりも悲惨な末路を辿る事になった彼に同情する声もある。

  • 実は、『MOTHER3』の没データ上にはマシンが落下して死亡するポーキーというアニメーションが存在する。
    • 数多い没データの中でもひときわ衝撃的なシーンであるが、これが用意されていたという事は当初の予定ではポーキーが死亡するというシナリオになっていたのだろうと思われる。彼にとって死ねた事が幸せだったのか、永遠に生き続ける事が幸せだったのか。その意図は製作者のみぞ知る。


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