概要
かつて「白夜書房」の子会社「宣伝ルーム」が経営していた、漫画専門の書店。
「白夜書房」が「セルフ出版」を買収して版元となった際、「セルフ出版」が経営していた自社ビニ本直売店「セルフの店」をどうするかの話し合いがもたれ、漫画専門の書店「まんがの森」として再出発することとなった。
略歴
1984年10月1日、新宿店が開店。その後、東京近郊を中心に店舗を展開。男性向け美少女コミックや同人誌などを多く扱い、人気タイトルの発売日には長い行列ができた。
1991年2月22日、警察の手入れがあり(有害コミック問題)、無修正のエロ同人誌を扱っていた件で「まんがの森」からも逮捕者が出た。このため、成年コミックや同人誌の取り扱いを中止し一般・女性向けコミックス中心の漫画専門店に方向転換したが、周知が為されなかったため欲しい本が売っていない書店という印象を与えてしまった。
1990年代にはアメコミやフィギュアの取り扱いを強化し、「株式会社ブロッコリー」や「株式会社ガイナックス」とのコラボも行われた。
2000年代に入ると「アニメイト」や「とらのあな」の台頭もあり、閉店する店舗が目立ち始める。
2002年には主幹店の新宿店が閉店となった。
2013年2月28日、上野店が閉店し、全店が閉店。